コロナのおかげで。

鹿児島市で9つ目のクラスター発生が報じられましたが、
鹿児島市の会見では、皆さんひどく動揺されているとのこと。
新型コロナウイルスは本当に腹立たしい存在。

幸いなことに無症状、軽症の方が多いとのことですし、
重症化のリスクも少ないと言われていますしね。
しっかり療養して、一日も早く退院して欲しいと願っています。

さて、この新型コロナウイルス。
防疫のプロでもクラスターの発生を許してしまうほど。

全国で感染が急速に拡大していますし、他県のナンバーや旅行客も多く見かけるようになっている今、
私のような素人がどこまでできるんだろう。と日々、不安が増すばかりですが、
この半年間、お客様のご理解とご協力を得ることができてきたことは、とても心強いこと!

今日はそんなお話をさせていただこうと思います。

業種別に定められたガイドラインに初めて目を通したとき、
これを実践すれば、あまりにも窮屈過ぎて、お客様に二度と来ていただけなくなってしまうかも。
そんなことを思いました。

飛沫による感染の割合が高いとのことですから、マスクも必要でしょうし、
パーテーションの設置をすることの有効性を理解することはできても、
実際の営業の中で『理解を得ることができるんだろうか』という不安でいっぱい。

それでも、鹿児島市で大きなクラスターが起きたことで、
霧島市は隣接してはいませんけれど、人の移動によってウイルスは拡がっていきますものね。
それまでは遠いところで起きている問題と感じていましたが、
クラスター発生後、夜の天文館を歩いてみて、感染された方だけの問題では済まない怖さと悲しさを感じ、
たとえ理解がされなくても、十分に備えておくことだと。そう強く感じました。



3月以降、ご来店をいただけるお客様が大きく減ってしまっていましたので、
三密には全く無縁の状態になってしまいましたが、あの夜の光景はあまりにも衝撃的で、
事業者としての責任を強く感じ、ガイドラインの内容を満たす対策を本格的に始めましたが、
透明でもパーテーションは十分な違和感がありますし、サーキュレーターそのものの存在感もそうですけれど、
風音もそれなりにあって、私たちは着物にマスクというおかしなスタイル、、、

やり過ぎだよ!というお声を頂戴したこともありますが、
当時の報道は、接客を伴う飲食店がほとんどでしたものね。

お客様の年齢層や社会的な立場を考えると、
形だけの意味のない対策で済ませるような無責任なことはできませんしね。

鹿児島県、霧島市の感染状況のほか、全国の発生事例を参考にしながら
対策を常に更新することが私たちのお仕事!

大げさですけれど、そうでも思わないとできなかったのが、
カラオケをご利用いただく際のガイドライン、、、



マスクを着用していただいた上にマイクシールドを装着したマイクでご利用いただくというもの。

飛沫の強さ、拡がりを見れば、カラオケが一番リスクが高いことは誰もが分かることですし、
カラオケ喫茶、スナックによる『カラオケクラスター』も大きく報じられ始めた頃のことで、
当時というか、今でもですが、霧島市内における感染状況は深刻なものではありませんが、
小規模クラスターが発生した地域の方々の感想は『こんな田舎で!まさか!』というものばかり。

そうなってしまってからでは遅いですものね。
事前に私も試してみましたけれど、息苦しさを感じますし、
声も籠ってしまいますし、マイクシールドは邪魔ですしね。

カラオケの利用を中止されているお店もあるとお聞きして、
それに倣おうかとも思いましたが、カラオケを楽しみに来店くださるお客様もいらっしゃいますので、
お叱りを受けることは覚悟で恐々、導入させていただきましたが、
こちらも皆さん、ご協力をいただけて本当に感謝です。

長々と書かせていただいていますが、
コロナ禍のなか、ご来店をいただけるお客様はもちろん、
それぞれのご事情でご来店がかなわないお客様もそうですし、
県外からわざわざお越しをいただいたのにお断りをさせていただいたお客様。

大家さんに不動産屋さん、納入業者の方々、カラオケ会社の方。
近隣にお住まいの方にはご不安続きにも関わらず、ご心配までいただいて。

今、こうして営業を継続することができているのは、
こうした多くの皆さんのご理解とご協力あってのことと強く強く思うのです。

全国的に感染拡大が続いて辛い思いをされていらっしゃる方が多い中、
コロナに感謝といえばおかしな表現になりますけれど、そう感じています。

開店5周年のキャンペーンを第三弾までさせていただいているのは、
集客ということより、私たちに今できる精一杯を少しでも多くの方へお伝えできればという気持ちから続けているもの。

パーテーションもマスクも。
お話もカラオケも。

新しい生活様式なんてあったよね。と振り返ることができるその日を楽しみに、
ガイドラインに沿った営業を静かに続けて行きたいと思うのです。


ちづる

店名 ちづる
住所 〒899-4332 鹿児島県霧島市国分中央三丁目6-11
電話 0995-50-1317
URL https://chiduru.jp/
営業時間 20:00~0:00
定休日 日曜日

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