コロナ禍収束しても、飲み歩く習慣は戻らず? : バー・キャバクラ倒産、過去10年で最多
東京商工リサーチは「実質賃金の伸び悩み、飲食代の値上げなどで飲み会や接待が減少。お客の利用回数も減少している。さらに、物価高や価格競争、人手不足、コロナ支援の終了など、複合的な要因が重なり、バーやキャバクラなど夜の飲食業界は苦境に立たされている」と分析している。
国分の街に陰りが見え始めた年。 2015年9月 創業のちづる、、、
コロナ騒動もありましたし、つくづく運のなさを思うばかり。
記事にもありますが、実質賃金の伸び悩みもあるようですし、接待需要もうんと少なくなっているようですしね。
『お盆を前に廃業の決断をしなくてはいけないかも。』
6月は廃業を真剣に考えるほどの厳しい店舗運営を余儀なくされましたが、どうにか乗り切ることができました。
7月も似たような状況に変わりはありませんでしたが、おかげさまで最終日を迎えることができ、お支えを下さいましたお客様には感謝の気持ちでいっぱいです。
本当にありがとうございます。🙇♀️
良い材料は全くありませんが、嘆いてみたところで状況が明るくなることもありませんし、これまでと同じことを繰り返しても廃業の決断の先延ばしにしかならないと思うと、店舗運営の在り方、考え方を根本から見直しというか、変えなくてはいけないと思うんですね。
若い人のお酒離れということもありますし、生活習慣の変化などと言われていますが、こちらはみなさん正気に戻れたとでもいうのでしょうか。
良い発散方法が見つかったというか、価値観の変化ということもあると思います。
その業界の中にいておかしな言い方にはなりますが、これまでのスタイルが時代に合わなくなりつつあるということもあると思うんですね。
コロナ禍を通じてそれに気づいたということだと私は思うのですが、これらのことから以前のような状態に戻ることはないと考えていて、価値をさらに上げるというか、価値の方向を違うところに置かなくては難しいようにも感じていて、それは何なのか。
試行錯誤を繰り返すばかりの毎日、、、😅
可能性として感じているのはリンクに書かせていただいたようなこと。
お客さんがいっぱいで入れないほど賑わうことは売り上げということでは良くてもお客様の満足度ということを考えると、そんなに高くないことはデータが示している通り。
満足度はそんなに高くなくても、リーズナブルな価格の提供によって価値の置き換わりが生じることで満足度はある程度、担保されるとは思うのですが、これは創業当初 存分にやってきたこと。
結果、『あんたのお店は悪い客ばかりだって噂になってるよ!』と同業者の方に指摘を受けるほどで、そこへ戻る判断だけはしてはいけないと思うんですね。
これはコロナ騒動の2年ほど前のこと。
現在は『ここは客層が良いから安心だよ。』とお褒めをいただけるようになりましたが、冒頭の記事にあるように個々のお店の運営方法の問題ではなく業界全体の問題、、、
客層が良くなったからと言って多くのお客様にご利用をいただけるようになるとは思えませんし、リーズナブルな価格による案内をされていたお店が廃業の判断をされるなど、夜のお店に対する需要?というか、お客様の求められているものとお店が考える価値に大きな乖離が出来つつあるような、、、
バー・キャバクラ等 上半期の倒産推移を見ても思うのですが、スナックに大きな変化は見られませんが、バー、キャバクラの廃業件数の多さをみると価格や色恋的営業の効果はそれほど効果を見込めるものではなくなってきているのかも知れませんね。🤔
その中でもスナックは比較的安定しているように私には見えますが、淘汰が早いという意味では消えていく業種だと考えていて、ちづるは完全にその予備軍ですから何かしないと、、、
そう思いながら手をこまねいてばかりですが、閑古鳥に占領され続けてきたことでぼんやり見えてきたのは飲んで歌って、騒いでからの脱却。 もう一つは個別の対応ということ。
なんとも皮肉なことで、払う犠牲は多すぎた訳ですが、お客様の満足度と利用者数は比例しないというデータもヒントに!😊
なんて偉そうに書きながら閉店のお知らせをすることになるかも分かりませんが、もう一段ギアをあげて精一杯頑張りたいと思っています。
今月もよろしくお願いいたします。🙇♀️