先日お越しくださいましたお客様のお話。
お酒を召し上がられるといつもとっても上機嫌!😊
冗談を交えながら『うちに飯を作りに来てくれよ!』とスタッフに話されている元気な声が聞こえてきました。
数年前に奥様に旅立たれて以降 お仕事と家事を頑張っていらっしゃることはお聞きしていましたが、
年齢的なことこともあり、その両立が難しくなってきているご様子。
お仕事の忙しさもそうですし、この暑さということもあると思います。
『毎日 そうめんばかりだよ!』と自虐的に話されてはいましたが以前と比べるとゲッソリ。😱
痩せたというよりもやつれたという感じ。
一人暮らしをされているということもあり、折を見てはお弁当をお届けしてお元気にされているか様子を見に行っていました。
お住まいの地域にはスーパーもありませんし、お料理はすることはできてもお仕事をされた後の調理が大変なことは私も同じ。
さて、ちづるではコロナ禍において、休業に係る給付金の対象にならない個人に向けてお弁当をお届けさせていただいていた時期がありました。
その方へお弁当のお届けをさせていただいたのはこの頃ですが、そこは九州男児!
初めは『一人暮らしだから可哀そうと思ってるんだろう!』と強い抵抗と警戒感を示されましたが、
好みのものばかりでは栄養も偏るでしょうし、家族との食事ではありませんし、男性ですものね。
ついつい片付け仕事的なものになってしまうでしょうからね。
毎日、お届けをさせていただく中で私たちの気持ちお伝えすることが出来たようで、
それ以来、笑顔で迎えて下さるようになりましたが、コロナの分類が変わり、世の中も以前のように動き始めるようになってきて。
私たちも深夜営業を始めたことから時間的な余裕が全くなくなってしまっていて、そんな中でのご来店、そして自虐ネタ、、、
コロナ禍では『がんばれよ』『決して安売りをするなよ』といつも励まして下さっていたお客様。
※以降、彼という表現にさせていただきますね。
売上的なことはもちろん、不安で仕方がなかった毎日を支えて下さったんですものね。
ママの『〇〇さんのところにお弁当を届けに行こうか。』の一言からお弁当づくりを再開することにしました。😊
早速準備をして出かけると『こんな遠いところまで』と照れ臭そうにされていて、それは彼が示すことのできる最大限の感謝の気持ち。
お喜びをいただけて嬉しかったのですが、毎日 お届けすることも叶わなくて。
次回はいつにしようか。とママと話す中、お惣菜をいくつか準備することで、冷凍してお好きな時にお召し上がりいたたくことを思いつきました。
ということで、彼が大好きなカレーをタッパーに入れてお届けをさせていただきました。
すると『しかしお前たちはよくやるな』と溢れんばかりの涙を湛えて素敵なニコニコ顔。😊
その彼ですが、もうかなりの高齢。
ですので月に一度いらっしゃるかどうかという感じですが、お店として云々など、理屈ではないと思うのです。
困ったときはお互い様。
これはママのいつものセリフ。
彼も大変だったと思います。
コロナ禍の苦しい時に頑張ってお仕事をされた中、精一杯 応援下さったんですものね。
喉元過ぎればは私たちも感じ続けてきたことで、それでは人としてあまりにも寂しいですものね。
2時間弱のドライブのお話でした。
おしまい。