『あの人は酒乱だから気をつけて』というアドバイス。
あれから数ヶ月が経ちますが、暴言を浴びせられることも暴れることもなく、
それどころかお帰りの際はドアの前で深々と頭を下げてお帰りになるんですね。
お酒が進むと暴れだしてしまうことから出入り禁止のお店が多く、行けるお店が少ないというようなお話を伺っていましたので、
『要警戒!』 と言っても、それは私たちの心の中でのこと。
その他『とにかく上から目線!』というお話も聞いていましたが、上から目線的なお話しぶりも感じることはありませんし、いつもニコニコ笑顔でお過ごしをいただいています。😊
先月、ビール党の彼にリンクのご案内をさせていただき、ご来店をいただいたのですが、
さすがにこの時はかなりの酩酊状態、、、
いよいよその時かも!
緊張度は高まるばかりでしたが、この日もニコニコ笑顔でお帰りをいただくことができました。
どこに酒乱の傾向があるのか、私たちにはさっぱり分からないのですが、お酒が進むと、警察にお願いをしないといけないほどの暴れ具合になってしまうことは有名なのだそうで、どうしてちづるでは暴れないんだろう。って。
そうそう、もう一つ。
彼はとてもケチなのでそこも気をつけた方が良いとのアドバイスもいただいていましたが、
これについてもいつも気持ち良くお支払いをいただけるんですね。
アドバイス下さった複数の方に『そのお話は本当なの?』と聞きたくなるほどなのですが、
少し分かってきたことがあって、今日はそのお話をさせていただこうと思います。
私たちの少ない経験の中のことですが、楽しくないという気持ちとお酒の進み具合から不満度は高まると思うんですね。
お店を始めたばかりの頃、いきなり立ち上がってドアを思い切り閉めてというか、殴りつけるというのか。
かなりのお怒り状態でお帰りになられたお客様がいらっしゃいました。
この日はカウンターにお客様がずらりと並んでいて、そのお客様のお相手を十分させていただくことができなかったんですね。
恐らくそれが不満で、その不満がドアを殴りつけるような形になってしまったと反省したことがありました。
ですが、当時は時間の制限もお酒の制限もしない状態で料金も2,500円とさせていただいていましたので、
料金的なことのお叱りは受けることはありませんでしたが、とにかく不機嫌。
大暴れで有名な彼。
この方と似た心境だったのだと思うのです。
というのも、人からバカにされている。とでもいうのでしょうか。
お店の人にはお客さんとして認めてもらえていないというのでしょうか。
ひとつは暴れるという噂からシフトが敷かれていたのかも知れませんし、
接客係の年齢が若いことで、ついつい上から目線的になってしまい接客が疎かというか、
『接客したくない』というよう気持ちから恐々お仕事をしていたのかも。 そう思うのです
ですのでどうでしょう。
彼のあり方にも問題があると思うのですが、このお客さんは苦手。と言わんばかりの接客係の姿勢も良くなかったと思うんですね。
上から目線を嫌う方を多く感じますが、社交飲食店も一般飲食店も。
接客はつきものですものですものね。
そう思うのですが、年上のかつ、高圧的な話しぶりとその態度というのは、経験の浅い方には難しいでしょうしね。
ですのであばれる君はそういった『歓迎されていないムード』を過ごす中でお酒の量と共に不満が高まり大爆発したのでは。 そう思うんですね。
これも推測に過ぎませんが『まともに相手をしてもらっていないのに、どうしてこんなに高いんだ!』と更に怒りが増したのだとも思うのです。
※社交飲食店の中には来て欲しくないお客様に高い請求をするところもあるそうですので、そういったお店の姿勢もあったのかも知れません。
ちづるでは毎回、同様の金額をお支払いいただいていますが、お会計の際に小言を頂戴することも『高い!』とクレームを受けることもなく、いつもスマートにお会計をしていただける訳ですが、
どうもこの辺りに原因があるのかな。と思うのです。
というのは、本当にケチな方であればちづるをお選びいただけないでしょうし、
ご利用をいただくことはできてもお会計の際に毎回 お叱りを受けるはずですものね。
それどころか深々とお辞儀をされ『今日はありがとうございました』とまで仰っていただけて、
そんな風にして下さるのは大優良顧客クラス。
これは実際のお話。
他店の接客より私たちが優れているんですよ。と言いたいのではありません。
鏡になるということです。
お散歩の途中に出会うたワンちゃん。
動物が好きか苦手かは犬には分かるようですものね。
かわいい!と飼い主さんに話しかけても、内心『怖いから近づいてこないで!』なんて思っていると、
犬はあまり喜ぶことはしませんが、本当に犬が好きな方には尻尾を振りに降って大歓迎をしてくれますものね。
そんなことだと思うのです。
こちらが心を開かなければ開いてくれない。閉ざしていれば相手も閉ざす。警戒する。ということと似ていると思うのです。
こちらでも鏡のお話をさせていただきましたが、人間関係は鏡になると思うんですね。
良い人には必ずと言って良いほど周囲に良い人が集まっていきますし、そうでない人にはそういった人間関係が自然と形成されていきますものね。
夫婦でも恋人でもそう。
親を見れば子が分かる。 子を見れば親が分かるとも言いますものね。
ということで、店を見ればお客さんが分かる。ということもやっぱりあると思うのです。
彼のお話を書かせていただいてから『いつか酒乱事件』のお話を書くことになるのかな。って、
そんなことを思っていましたが、いつもニコニコ!
今日はそんなお話でした。