幸福を感じ続けていられること。

いつもブログをご覧いただいている方には本当にありがとうございます。

本ブログを生きてた証。というのは大袈裟ですが、思い出の品を全く残して来なかった私。
振り返ることなく。というか、常に精一杯だったということなのだと思います。

今も振り返る余裕はありませんが、このお仕事に就くとは私自身、思いもよらなかったことで当時何を感じていたのだろう。と振り返ることができるようブログを更新をしています。

場末のスナックの奮闘物語としてお読みいただきたいと思っていますが、同業者の方には良いヒント、参考には全くならないとは思いますが、私たちのような失敗だけは回避をしていただけると思うと、そういう意味においてのヒント、参考にしていただけるのかなと。

また、行ってみたいと興味を持っていただいた方にはありのままを書かせていただいていますので、お近くのようでしたらぜひお越しをいただきたいと思いますが、遠方にお住まいの方にはご来店をいただけるその日までたっぷりと妄想を膨らませておいていただきたいと思います。😅

楽しさと幸福はどちらもよいものです。しかし幸福こそ,最も求める価値があるものです。幸福は楽しさを包含していますが,楽しさだけではほんとうの幸福が得られるとは限りません。

ルカによる福音書の第15章には,放蕩息子のたとえがあります。たとえの中で弟は,父親の財産から自分の取り分を求めます。父親が財産を分けると,この青年は自分がほんとうの幸福だと信じているものを求めて家を出て行きます。楽しい時を過ごし,お金の続くかぎり,友人とも称するたくさんの人に囲まれて暮らします。これらの人々とともに楽しい時間を過ごし,財産をすべて使い果たすと,友人と称する人たちは背を向け,一文無しの青年を一人残し去って行きます
楽しさと幸福 クラウディオ・R・M・コスタ七十人

店というのはどんどん客が入れ替わって行かなくてはいけないんだよ。と教えていただいたことがあります。
それがどう意味だったのかをいまだ理解することはできていませんが、現役をリタイアされたお客様のご利用がなくなることは売り上げとは別に寂しいもの。

今日はそんなお話をさせていただこうと思います。

現役をリタイアすることで時間的余裕はできても、経済的余裕が少なくなることで現役時代に出来たことができなくなることは少なからず老化を進めることに繋がると思うんですね。

もちろん、現役のときと同じように置き換えることのできるリズムや刺激があれば良いとは思いますが、叶わなかったことで認知機能の衰えから痴ほう症になってしまった。

認知症にはならなくても一気に老け込んでしまったというお話が私の周りでは多いんですね。

働くことから解放されたと同時に時間を持て余される方が多いように感じていて、収入ということではなく、遣り甲斐、生きがいを求めて働く場所を求められている方もいらっしゃると思うんですね。

友人と称する人たちは背を向け。とまではなくても、お付き合いということでは疎遠になりがちのようで、積極的に趣味の集まりなどに参加される方もいらっしゃいますが、苦手な方はどうしても孤独にななりがち、、、

なので、ちづるのご利用をお勧めさせて、、、😅
は冗談ですが、枯れていくとはそういうことなのかも。と私自身、目の前の問題ということもあり、余計に考えてしまう訳ですが、一生懸命働いてきた先にそんな世界が待っていることの怖さを感じています。

その怖さ?というか、寂しさは『この先、店に行けなくなったら、もう来ないんだろう。』と、言葉として表れたのだと思いますが、本ブログがお客様の目に触れないことを良いことに書かせていただきますが、この活動はお亡くなりになるまでの間、続けていく考えでいて、安否確認ということもありますが、週に一度だけでも生活にハリを持っていただきたいということによるもので、続けていければとママと話しています。

で。

そう考えたとき、ちづるはどの方向を向くべきか。って、それでなくても大変な時なのにこんなことを考えている私たちはバカなんだと思いますが、『幸福こそ、最も求める価値があるもの』というのは私たちの中にスッと入ってきたもので、楽しさよりも幸福感を感じていただくことの方が私たちには向いているのかもというのは、このお店を続けてきたことで思うんですね。

私たちにとっての遣り甲斐、生き甲斐ということですが、理想ばかりを追い続けて破綻するこにとなってしまえば追いかけることもできなくて、その難しさと力のなさを感じているところですが、考えてばかりでは前に進めることはできませんものね。

リタイアされた方だけに限らず、幸福感をお喜びいただける方へ向けたサービスの提供ができればと、その可能性を探っているところところ。

お役に立てることなら少しでもしていきたいなと。
もちろんボランティアとしてはできませんから、まだまだ叩いていかなくてはいけませんし、幸福感の全く足りない私たちの考えることですから具体化できるかどうか分からないんですけれどね。😅

私も含めて、いつまでも現役感覚でお過ごしいただきたいと思うのでした。

おしまい。

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