「スナックでもキャバクラでも、最初に言われた金額より高くなりがちでしょう。高齢者は自分で判断できないから払ってしまう。ここはそういう店にしたくなかった。8000円以上は絶対に取られないということを地道にアピールしたことで信頼を得られたんだと思います」
ケアマネ介護福祉士のブログ 介護スナックがフランチャイズでメチャメチャ流行っている?
私たちもそのようにしてきたことで偉そうに言える立場にはないのですが、夜の世界はそういうもの。という理解というか、それ以外の方法が浮かばなかったことにもよりますが、間口を広げたその手法はお客様、お店にとってお互いの不幸にしかならない。という考えから、今年に入ってすぐメニューの見直しに着手しました。
国分にはたくさんのお店がありますから、予算にあったお店の利用をお勧めさせていただいたのですが、
『強気だね!』と言い残してまた店外へ。これで終わるかと思いきや、今度はドアを開けてご入店。
こうしたこともありましたが、それもそのはず。
安さを売りにしたお店もありますので、値下げをしてもグループでの利用であればどうにかなるのではないか。と思われたのだと思います。
メニュー通りのご利用をいただくことができましたが、夜のお店を利用されたことがある方の中には『酔うことで気が大きくなる』というか、気分が高揚してお財布の紐が緩くなるというのか、、、
そういったことを意識してキャストドリンクをいただくことはありませんでしたが、それでも滞在時間当たりの売り上げということは意識をするようにしていましたので、時間をみてキャストドリンクを頂戴するようにしていたことから『最初に言われた金額より高くなる』んですね。
そうした売り上げの作り方はやっぱり正しくないよね。って、今年に入るまで気付かないというか、見直す勇気がなかったとというのが正直なところだったのかも知れません。
この日も基本メニューとは別にキャストドリンクをいただきましたので入口価格より高い請求をさせていただくことになりましたが、メニューに記載をしているからいいよね。ということではいけないと考えていて、お客様の意思によりご馳走していただける場合は別として、そうでないにもかかわらず積極的にキャストドリンクを頂戴して売り上げを作るという営業スタイルは創業当初から馴染まないものでしたが、夜の世界はそういうもので、そうしなくては売上を作ることは難しいというアドバイスを元にコロナ騒動が始まる1年ほど前からそのような営業を行ってきました。
そうしたアドバイスを受け入れるか否かの判断はママと私でしてきたことですが、どこか後ろめたさを感じていた私たちにとって精神衛生上良くなかったんですね。
自信ををもってサービスのご提供が出来ないとでもいうのでしょうか。
『〇〇はそんな奴だと思わなかった!』
他店によるこうしたトラブルを何度も見たことがありましたが、不明瞭というか、不親切な会計はお客様とのトラブルが十分予想されますものね。
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こうしたことが許されるのはおかしいと思いますが、それが通ってしまうのが夜の世界、、、
入口価格と出口価格のおかしさを是正しなくても、そんなの誰でも知ってることだよ。で済ませることも出来たとは思いますが、キャストドリンクやお客様にとって必要のない飲食代金を以て売上とする方法とは決別したいという思いもあったことから、今年1月 メニューの見直し作業を始めました。
2月過ぎにはほぼ完全に移行することができましたが、その後に起きた物価高騰、、、
スタッフを価値と考えるお店、価格を価値と考えるお店、色恋的営業に価値を置かれるお店のいずれもが苦戦を強いられていると聞く中でどうすべきか。
ランチ営業や昼カラオケの可能性なども考えてみましたが、それは過去のトライで焼け石に水状態ということが分かっていたことでしたが、もう一度持ち出して話し合いを続けてはみましたが、需要ということでは全く期待できないこともありますし、低価格戦争に参戦することはさらなる体力の低下を招くことになりますしね。
他店でも価格の見直しをされているようですが、ちづるは2月に価格見直しをしたばかりということもありますし、値下げは修羅の道に入ることを意味すると言われていますしね。
できることは価値を維持することと、それを高めていくこと。
加えて宣伝を続けることだと考えてSNSを使い続けてきましたが、私のセンス不足から撃沈。😅
つくづく私の能力の低さにあきれ果てている訳ですが、ご利用下さいましたお客様には『楽しかった!』と仰っていただけるお客様が多いことがママと私の唯一のモチベーションになっていて、精神的支えにさせていただいています。
本当にありがとうございます。🙇♀️
楽しくなければちづるじゃない!は私たちが大切にしていること。
ここからが本題というのも人に伝えることの下手さを表していますが、ダラダラと長く書かせていただいている理由はあまり読んでほしくない。はおかしな言い方ですが、本当に興味のある方だけへお届けしたいという思いによるものなんですね。
ブログをご覧の方には利用してみたいという方もいらっしゃると思いますし、同業者の方もいらっしゃると思います。
私自身、真剣に悩んでいる時は長文を読むことは全く苦にならなくて、文章力の足りない私が書いたものは飽きられてしまうとは思いますが、それでもお届けできれば。という思いから更新を続けています。
さて、この楽しい。ですが、ドタバタコントを好まれる方もいらっしゃれば、じっくり落語をという方もいらっしゃるように人それぞれ。
夜の世界ではキレイな女性の存在があるだけで楽しいという方もいらっしゃれば、艶話をすることに楽しさを感じられる方もいらっしゃいます。
本サイトでは楽しさを訴えていますが、何が楽しいのかということで言えば、制限の少なさと上質であることなんですね。
もうそこから違うんだよ。笑われてしまうと思いますが、住宅でいうところの基礎をしっかり作ること。
私たちの考える接遇は水のようなものでありたいと考えていますが、その前に必要なものが基礎作りで、それは制限の少なさと上質さをベースとしたもので、その上に施工主の求める家を建てていくとでもいうのでしょうか。
方円の器に従う。 本来の意味とは異なりますが、そういう存在であることが大切で、その前に必要な私たちの心構えが『制限の少なさと上質』ということなんですね。
なので、上記にあるようなことでもモラルや法律に反することがない限り、お好きなようにしていただくことだと思うのです。
カスハラや迷惑行為ということが言われていますが、過ぎなければそうしたことにいちいち目くじらを立てるのではなく、お互いの信頼関係が成り立つ範囲にはなりますが、ご家族の隣ほどの距離にいたいというか、一人ひとりのお客様に寄り添えることが一般飲食店とは大きく異なる部分であると考えていて、それを以てひとつの価値としたいと考えています。
楽しさと幸福はどちらもよいものです。しかし幸福こそ,最も求める価値があるものです。幸福は楽しさを包含していますが,楽しさだけではほんとうの幸福が得られるとは限りません。
ルカによる福音書の第15章には,放蕩息子のたとえがあります。たとえの中で弟は,父親の財産から自分の取り分を求めます。父親が財産を分けると,この青年は自分がほんとうの幸福だと信じているものを求めて家を出て行きます。楽しい時を過ごし,お金の続くかぎり,友人とも称するたくさんの人に囲まれて暮らします。これらの人々とともに楽しい時間を過ごし,財産をすべて使い果たすと,友人と称する人たちは背を向け,一文無しの青年を一人残し去って行きます
楽しさと幸福 クラウディオ・R・M・コスタ七十人
ママも私も宗教には関心はありませんが、単なる楽しさではなく、幸福感を伴った楽しさをお伝えすることが私たちにできることで、これはお付き合いをしていただく中でぼんやり感じていただけるかどうか。というレベルのものですが『どこがいいのか分からないんだけど、なぜか落ち着くんだよね』と仰っていただけることで少しはお伝え出来たのかな。と。
そう考えると、私たちがご提供をさせていただくサービスに価値を感じていただける方のご利用を増やしていくことへの難しさを感じるばかりですが、ただ楽しいだけという価値のご提供をすることに抵抗を感じる私たちはスナックを名乗る資格はないのかも。😅
今日もまとまりのないお話でしたが、少しでもお伝えできればと思い書かせていただきました。