価格の適正な見直しを行う上で見つけたのがトップリンクの『スナック業界の概略とあるスナックのビジネスプラン』記事。
ボリュームのあるものでしたが、参考になることや基本的な考え方も多くて、何度も見直しを重ねて、ようやく形にすることができました。😊
古いレポートということと、オーナーさんとの考え方の差もあって価格面での差はありますが、食品衛生その他に関するスタンスは私たちと似ていることから、参考になる考え方をしっかりお勉強することもできました。
来週、印刷の手配をして、週末には新たなメニュー表で営業を行う考えています。
従来よりも1000円程度お高くはなりましたが、ビールやワイン、各種サワー・カクテル等、これまで期間限定としていたサービスを廃止して、飲み放題パッケージを設定することでより良いサービスのご提供をさせていただけるものと考えています。
これまで既存のお客様にはキャストドリンクと称して、お客様にウーロン茶等をご馳走していただくことで売り上げに対するご協力をいただいて参りましたが、これは諸経費を元にスタッフ一人当たりの売上目標を算出したもので、今回の見直しではこうした考え方を廃止して、快適にお過ごしをいただけるよう、パーツごとに適正な価格を算出。 改善をしています。
入口の価格を抑えて、キャストドリンクの売り上げを加算したものをご請求させていただく従来のスタイルは夜の世界の慣習的なものという考えから取り入れたものということもありますが、キャストドリンクを設定することなく、薄利多売の選択をすることは過去の経験から、ご利用下さるお客様の快適度、満足度を大きく損なう恐れがあることを理由として続けてきましたが、今回の見直しでは『ゴールド90』以上のご利用を対象として、廃止することとしました。
※過去のご利用状況を元に1時間以内のご利用は極めて少ないことから、このようにさせていただきました。
さて、開店から閉店まで過ごした場合のお会計はどうなるのか。ということですが、
チャージ料(3,500円×2) 7,000円+ちづるご満喫コース 1,000円+スタッフドリンク 10,000円(10杯とした場合)=18,000円(税別)になりますが、楽しくお過ごしいただくことを大切に考えていることから、
そのような計算はしないようにしています。
当時、『いただいてもよろしいですか』と言い出すことができず、お客様の前にただ座って過ごすスタッフが多かったことや私たちの夜の世界ではそういうもの。という理解もありましたので、スタッフにはお客様へ遠慮なく申し出ることでお客様との契約とでもいうのでしょうか。
より良い接客を求めたことのほか、ご精算時にはチャージ料をマイナス処理のほか、個別のサービスを以て対応することで足りると考えましたが、価格の見直しを終えた今思うことは、この時点でしておけば良かったということ、、、😅
さて、価格のことばかりを書いていますが、大切なことをお話させていただこうと思います。
いつも場当たり的、よく言えば『状況を見ながら』だなんて偉そうですが、店舗運営ということでは偶然の連続ばかりなんですけれど、2500円から少しずつ値上げを重ねたことで良かったと思っているのが『客層』ということです。
以前が良くなかった。悪かったということでばありません。
セクハラ行為や暴言。
ケンカやトラブルなど、毎日のようにあったことは事実ですが、鍛えられたというか、磨かれたとでもいうのでしょうか。
学ぶべきことが多かったことも事実。
現在、ご利用をいただいているお客様には客層の良さをお褒めいただけるようになりましたが、それは手に入れたくても手に入れることのできなかったちづるにとっての『大きな価値』なんですね。
コロナの分類変更後からしばらくの間はこのように自信をもってお話することは出来ませんでしたが、先ほどもお話をさせていただいた通り、見たくない。聞きたくない。というような状況は全くなくなりました。😊
同時にご利用数も減ることにはなりましたので、店舗運営の難しさというか、私たちのセンスのなさをつくづく感じる日々を過ごしていますが、ご利用下さるお客様へのサービスということから考えると、より手厚くできるようになったことは良かったと思っています。
そうしたこともあって、今回の見直しではそうしたお客様に向けて、店内におけるサービスの質を上げることはもちろんのこと、店舗をご利用いただく以外のことにつきましても上げて行こうと考えています。
お弁当やお惣菜のお届けにつきまして、コロナ禍をお支え下さいましたお客様へのご恩返しという思いから行ってきましたが、お弁当やお惣菜ということではなく、ご利用を下さるお客様のお困りごとのようなことをイメージしていますが、私たちのできる範囲にはなりますが、そうしたこともさせていただこうと考えています。💪