定年後の孤独・孤立に備えておかなければいけない本当に必要なもの。

定年退職後の〈孤立〉だけが問題ではない…人と会話しても「なぜか虚しい」と感じるあなたに知ってほしいこと【心理学博士の助言】

たとえば、だれとでも気軽に話すことができ、話術に長け、場を和ますのが上手な社交性の高い人の中にも、内面に触れるような話題は巧みに避けるため、内面がなかなか窺い知れない、得体の知れない感じの人もいるだろう。そのような人は、社交性は高いけれども自己開示性は低い人物ということになる。

反対に、よく知らない人たちと話すのは緊張するし気疲れするため、社交の場を極力避けようとする社交性の低い人の中にも、朴訥(ぼくとつ)ではあっても常にホンネを率直に語るため、内面がそのまま伝わってくる感じの人もいる。そのような人は、社交性は低いけれども自己開示性は高い人物ということになる。

これは定年後に限らず現役の頃でも言えることで、社交性は高くても自己開示性が低いという方はいらっしゃいますが、社交性は低いけれど自己開示性が高い方というのはあまりいらっしゃらないように感じていて、社交性が低い方はどうしても自己開示性が低くなりがち、、、

定年退職後の孤立が社会問題化していますが、私たちの周囲にもそうした方が増えていることを思うと自己開示性を高めるトレーニングの必要性を強く思うのですが、人はそう簡単に変われるものではないことから家族を含め『周囲の十分な理解と伴走』が大切だと私たちは考えています。

冒頭の記事にあるように”たとえ社会参加していても自己開示できる相手がいないようでは困る”というのは現実に起きていることで、自己開示が過ぎるあまり、どんどん人が離れていく。という方もいらっしゃいますし、思うように自己開示が出来ないことで社会参加を躊躇われる方、社会参加を果たしたにもかかわらず居心地の悪さに離れざるを得なくなってしまった方など、この辺りは本当に難しい問題。

加えて伴走者に依存、甘えが過ぎるあまりワガママな振る舞いから孤立する人もいますがこれは自業自得。
熟年離婚など、悲しい結末にならないようにしておくことも大切なこと。

定年後の「孤独」は病気ですか?《看取り医者は見た!》48

定年後を迎えた後、家族以外の人と会話する頻度がどれくらいあるでしょうか?日本には「人との交流が週に1回未満」という高齢者が全体の10~20%も存在すると言われています。

挨拶程度の簡単な言葉を交わすだけでも交流のひとつ。などと言われていますが、挨拶程度の言葉を交わすだけでは自己開示なんて夢のまた夢、、、

大切なことは自己開示ができる場所・相手がいるかどうか。ということ!

冒頭のリンクに書かれているように『単に社会的に孤立しているか、それとも社会参加しているかが問題なのではない。たとえ社会参加していても自己開示できる相手がいないようでは困る。』というのは自己開示に慣れていない?男性の場合、精神的健康度が低くなることで高齢者うつなどの問題を引き起こす原因とも言われていることのほか、ちょいカラサロンの運営を通して感じていることとして、定年後における対策としてもっとも重要視しなければならないのは”自己開示ができる場所・相手を用意”で、孤立感を感じることなく毎日安心して過ごせる環境を用意し、十分に機能させてておくことだと思うのです。

岡山心理学会第68回大会発表論文 独居高齢者の自己開示と孤独感の関連

そうした環境づくりに必要なこと 次回お話をさせていただきます。😊

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