最近、ちづるをよくご利用下さるようになったお客様。
梅雨ごろからのご利用だったと思います。
この方、お酒が進むにつれ目が据わってきて、最終的には暴れることで有名なんだとか、、、
ですので、いつもは抑え役の方といらっしゃるのですが、先日 お一人でご来店下さいました。
今日はそのハラハラドキドキの時間のことについて書かせていただこうと思います。
酒癖の悪さは有名なようで多くのお店から出入り禁止の扱いになっていることを聞いていましたので、
その日がいよいよちづるにやってきた。 内心そう思いながら慎重に様子を見つつお話をさせていただいていましたが、
『今日は楽しい!』『ママさん ありがとうね。』を何度も繰り返されて楽しくお過ごしをいただくことができました。
平日はビールの飲み放題をさせていただいていますので、楽しさからお酒も進むわけですが、
目が据わるといったことはなく、最後まで『今日は楽しい!』『平日がいいと聞いてきたけどこんなに楽しいとは思わなかった』など、
とにかくご機嫌のままお帰りになられたのですが、そういったお酒の癖があるからと言っていつも以上に何かをしたという訳ではありません。
どのお客様もさせていただいている通りの普通の接客。
異なるのは私たちの心構えだけでしたので、接客が良かった。ということではありません。
ちづるのご利用も3ヶ月ほどになりますので、緊張感がさせたものでもなかったと思います。
目が据わって、最終的に大暴れをして出入り禁止。
どうしてそうならなかったんだろう。 と考えてみましたが、
しっかりお話をさせていただくことができたことだったように思うのです。
冒頭のリンク『おい!ババア!』の彼は暴れることはありませんでしたが、
もの凄い暴言で、彼もまたお酒が進むことで癖が出るもの。
そう思っていましたが、それはどうも違っていたのかも。と思うようになりました。
ご来店の度にそのような状態になっていた訳ではなかったことから、思い返してみると、接客の不足に対する感情の爆発だったのかも知れません。
嫉妬とは異なる感情だったと思います。
抱えているストレスが解消されなかったのだと思います。
当時はカウンターが時間と共に少しずつ埋まっていくという状態でしたので、
ずっとお話をさせていただく訳にもいかなくて、その間、歌っていただいたり、お客様同士でお話していただくことに。
お客様が一人、二人といらっしゃることでお話をさせていただくことが難しくなるんですね。
動画は皆さんがイメージされるスナックだと思いますがカウンターいっぱいにお客様がいらっしゃると、
最低限の給仕はできても、それまでのようにお話をさせていただくことは難しくて、ですので動画では帽子を被られた男性が退屈そうにされている様子が映っていますが、それがより強く出てしまった。
出させてしまった。と反省をしました。
当時はカラオケ主体のリーズナブルなお店ということもありましたので、
今のように暇で仕方ないということはなくて、連日 カウンターはびっしりでしたし、
接客ということでも今と変わることなく努めていましたが、彼の心に寄り添うことは出来ていなかったと思うのです。
薄利多売。
このお話のようだったと思いますが当時も赤字に近い状態、、、
それでもスタッフを増員できていればこのようなことはなかったのかな。と。
最近になって彼のことをよく思い出すのですが、天国から私たちに教えてくれているのかも。って。
出入り禁止と言った立場でよく言えるな! バカヤロー!と天国で笑っているような気がしてならないのです。🙏
もう少し書かせていただこうと思います。
冒頭の暴れん坊将軍様。
『こんなに楽しいとは思わなかった』と大変お喜びをいただくことが出来ましたが、
このことから思うことはカウンターに並ぶ中の一人では面白みに欠けるということ。
特にお一人でご来店下さるお客様はそうだと思います。
居酒屋さんのように見知らぬ方と会話をされたくていらっしゃるわけではありませんものね。
隣の方と話すことを楽しい!と感じられる方もいらっしゃるとは思いますが、
どうでしょう。
手持ち無沙汰で仕方なく。という方も多いのではないでしょうか。
ということでちづるのアピールということではありませんが、
平日のちづるはこのような感じですのでゆっくりお過ごしをいただけると思うのです。
ごく稀にお客様が重なることもありますが、それはうんと少ないですしね。
こうして何年も前から平日のご利用を訴えているほど、、、😅
日々、色々なことがあります。
心の中に仕舞っておかなくてはいけないことは責任の重い立場の方であればなおさらのこと。
弱さを見せることが出来ない事だってあると思います。
それは親友や大切な人だからこそのことだと思うのです。
私たちはお話をお伺いすることしかできませんが、
お客様の心に少しでも寄り添うことはできると思います。
これはお仕事という意味ではないことはお付き合いを下さっているお客様にはご理解をいただけていると思いますし、弊ブログ、タイムラインを遡ってご覧いただきますとお分かりをいただけると思います。😊
コロナもありましたしね。
テクニックだけで8周年を迎えることは出来なかったと思うのです。