どんぶり勘定というつもりはありませんでしたが、『飲んで、歌って2500円!』
お客様のご負担できる限り少なくすることで毎日でもご利用いただきたいという思いから、2500円以上 1円もいただかないと決めてスタートした私たち。
数年後、カラオケを主体とするお店からスナックへスタイルを変更する際、これをベースとしてキャストドリンクを頂戴することで売り上げを作ってきました。
これまで、ひとつひとつの価格をきちんと考えることなく価格決定をしてきましたが、適正な価格はどれくらいなんだろうか。
夜の街の賑わいが全くと言って良いほど戻って来ないことに加え、物価の高騰ということもありますが、それとは全く別のお話。
コロナ後、より良いものをお客様にご提供させていただくよう努めてきましたが、当たり前のこととは言え、それをすればするほど苦しくなる、、、😅
経費の削減をすればいいじゃないか。ということですが、廉売されているものや質の低いものでは日常以下で、それでしたら自宅で過ごされた方が良いと思いますし、内容量を減らすなどすれば侘しさを感じられてしまうでしょうしね。
ちづるは日常のすぐ隣にある非日常でありたい。
効率アップ? 経費削減ということだったのでしょう。
残り物を使い回すことや消費期限切れのものを経費削減策として行っていたことで、過去何度も事故が起きていますしね。
安心・安全ということも含め、自信をもってサービスのご提供をさせていただくことは、ちづるの大切な使命のひとつであると思うのです。
仕入れの努力、経費の圧縮は創業以来続けていますが、質の低いもの、粗悪なものは絶対に使わない!はずっと守り続けてきたこと。
経営センスに乏しい私たちの考えることですから、何年もの間、適正価格を割り込んで営業を続けてきましたが、それを続けることは苦しくなるばかりで、世の中の状況を見ても、廃業の選択をしなくてはいけなくなるほどでは意味がありませんから、今回 適正と思われる価格を拾い出す作業をしてみました。
先日、同業者の方とお話する機会がありましたが、物価高騰による価格見直しについて導入するか否かについて伺うと『値上げしちゃうとお客さんがかわいそうだから、うちはしない!』と。
物価高騰の影響の吸収については『うちはスタッフがドリンクをたくさんもらうから。』とのことでしたが、それはこれまで私たちも続けてきたことで、それではお客様が何にどれだけ支払っているのか分かりづらく、ご理解をいただくことは難しいと思うんですね。
3000円ポッキリのお店!
ネットではそうしたお店を紹介するサイトや低価格をアピールされているお店もありますが、首都圏など、一晩で何回転もするお店であれば、そうした運営をすることは出来るのでしょうが、地方都市でさえ大変厳しい状況とお聞きしたこともあって、敷居をうんと下げて広く広告し、出口の扉を少しでも高くする。という考え方もあるとは思いますが、これは古い考え方とでもいうのでしょうか。
そうしたもの。というお客様の理解に助けられてきたということだったと思うのです。
ちづるのキャストドリンクは必要以上の売上を作るためではなく、敷居を低く見せるための仕掛けだったということ。
キャストドリンク 1杯1000円。は正直お高いと思います。
ちづるでは『適正利益以上に利益を上げる目的でそのように設定しているのではなく、適正利益に近づけるため』そのように設定をさせていただいてきました。
ボトルを入れていただいたり、イベント等で高価なシャンパンなどを入れていただくなど、お客様に売り上げの協力をしていただくのではなく、お客様ご自身の為に飲食代金をお使いいただく。
美の対象とは程遠い私たち。😭
お客様同士の闘争心や虚栄心を煽る演出、それに見合ったメニュー構成・価格の設定は必要はなくて、あるのはお客様ご自身に楽しくお過ごしいただくこと。 よか晩じゃった!とお感じいただけること。
お客様を接待させていただく費用はこれまでのようにキャストドリンクで賄うのではなく、個々の商品の中に含んでご精算をいただく。
理想のようなお話をしていますし、新しい価格設定は一見『うんと高くなった!』とお感じになられるとは思いますが、後にご説明をさせていただいていますが、お値引きすることを前提とした旧価格であったとしても、その分かりづらさから不誠実というか、欺いているというか。そう感じながらもズルズルと見直しをしなかったことを反省しているところ。🙇♀️
今回の見直しでお客様が離れてしまうかも。ということも考えましたが、支払総額では大きな開きはありませんし、価値という点でも少しずつレベルアップを重ねてきましたので、多くの皆さまにはご承認をいただけるものと考えています。
さて。
社交飲食店ですから、従来のようなやり方でも通るのでしょうが、私たち自身 きちんと整理しておきたくて、時間はかかりましたがママと相談しながら何度も手直しを加えてリンクの通り、少し形にすることができました。😊
※トップリンクのプランはまだ未完成。
『いただいてもよろしいですか』はお客様も私たちも嫌なもの。
今回どうしても着手したかったのがキャストドリンクの撤廃。
売り上げを作るうえで大変都合が良いのですが、整合性がつきづらく、お酒離れが進んでいると言われる時代、どうしてお店の人の分まで払う必要があるんだ!と疑問に思われる方も多いと思うんですね。
※『大変都合が良い』というのは、以下リンクの通り、ちづるではマイナス会計をしやすいという意味です。 1日の売上目標を決めて、それを達成させようとキャストドリンクを使うお店もあると聞いたことがありますが、それでは不誠実すぎますものね。
多くの方はそういうもの。という理解をされていらっしゃるとは思いますが、ウェヴサイトも公開していることから以前のメニューのままではアレ?と思われる方もいらっしゃるかも知れませんものね。
ですが、仕入れ価格の積み上げでは商売にはなりませんから、お客様を接待させていただくことを前提に常識的範囲で利益を加算してご案内をさせていただいております。
完全に撤廃することはできませんでしたが、90分以上のご利用では頂戴したドリンクのすべてをお値引きさせていただくようにしているほか、5名様以上でのご利用の場合もそうですが、過去の売上、お客様の滞在時間など、昨年のデータを元に作成しましたので、旧価格と大きな差が出ないようにしてありますのでご安心いただきたいと思います。😊
※今回、サービスチャージを設定させていただきましたが、こちらは今後の物価上昇に備えたもので、当面の間、加算しない考えでいます。
何度も何度も繰り返して新しい価格の設定をしましたが、リカーバーなど『いらないからその分 引いてよ』という方もいらっしゃるかも?
今回、リカーバーやチャーム・軽食等の価格算出をしましたが、あれはいらない。これもいらない。となってしまうと適正な店舗運営が困難になってしまうことから『ちづるご満喫パッケージ』として含ませていただくようにしましたが、価値のないものを含めてご案内させていただくようなことはしていませんので安心をいただきたいと思います。😊
居酒屋やバーなどで個別にオーダーされるよりも大変おトクになっていると思いますし、チャーム等も柿の種などではガッカリですものね。
これらを含め、よりおトク感をお感じいただけるようなものを厳選。 自信をもってお勧めをさせていただきます。
最後になりましたが、今回の価格見直しは単なる値上げを前提としたものではないことをご理解いただけますと嬉しいです。🥂