10年目の一歩。

欲望に振り回された人間の末路…落語『死神』から読み解く、お金に執着することの「大きすぎる代償」【立川談慶が解説】

お金には力があり過ぎることからあまり近づかない方が良い。

子供のころから金銭忌避の価値観が強かったのは両親の躾によるもので、そんな感覚だから日本人はダメなんだ!という指摘もされ始めましたが、意識的に離れていたことで私のこれまでの人生お金に苦労する人生だったのか。といえばそうでもなくて、どちらかと言えば豊かに過ごすことができたと思うんですね。

今日はそんなお話をさせていただこうと思います。

豊かだったというのは金銭的自由度という意味で預金残高のことではありません。
精神的な幸福度ということでも常に満たされてきたことは幸せなことで、それはお金に近づかなかったことによると思うんですね。

何をするにも先立つものが必要という世の中ですが、頑張って貯めたとか、何かを削って手に入れた記憶がなくて、それは金銭に強い執着を持たなかったことにもよると思いますが、お金の方から私に近づいてくれるとでもいうのでしょうか。

私の求めるレベルが低いということもあると思いますが、それでも身の丈以上のものを手に入れることが出来たのはどうしてなんだろう。

そんなことを思うことがあります。
今のお仕事を続ける中で少しだけですが分かったことは、人に支えていただけることの有り難さということ。

これまでの人生を振り返ってじっくり考えてみると、強すぎる金銭忌避の価値観がさせたことは、自分自身の幸福度を高めることよりも助けて下さった方に喜んでもらえるよう努めることができたこと。

その結果として精神的・金銭的幸福を引き寄せることが出来たとでもいうのでしょうか。
このお金は私のもの!
私が食べたい。私がしたい。私が欲しいという気持ちの方が強かったとすれば今のような幸福度は感じられなかったはず。

頑張ってお金に近づこうとする必要がなかったことはとても幸せなことで、それはママも似たような感覚を持っていることで引き寄せる力が倍になったのかも。そう思わせるような不思議なことをこれまでいくつも体験してきました。

私たちは死んでいるというのか、死んでいるのだから無理して生きなくても良いというか。
こうしたお話を気味悪がられる方もいらっしゃいますが、死んでいる訳ですから極端な話、何も必要ないんですよね。

欲しいものはないのか。と言われれば、あるにはあったのですが、お金を貯めて手に入れるとか、何かを我慢して手に入れるということは私のワガママさと計画性のなさから縁はありませんでしたが、欲しいものを手に入れることが出来たとしても、価値を感じ続けることができなくて『お金で手に入れることのできるもの』への魅力をそれほど感じることが出来なかったということもあると思います。

コロナ後も世の中の厳しい状況が続いていて、いつ廃業してもおかしくない訳ですが開業から9年。
コロナ騒動の4年がありますので、実質的には5年ということですが、廃業の選択をすることがなかったこともお金を追い求めることがなかったことが良かったのかな。とぼんやり思うんですね。

店舗運営にはお金が必要ですから、そこは慎重に考えなくてはいけませんが、ママも私も『儲けたい!』という気持ちというか、『儲ける』という言葉自体が嫌いな理由は強すぎる金銭忌避の価値観、、、😅

この業種に対する私たちの捉え方ということもあるのかも知れません。

そんなことを考えていることから極貧店から抜け出すことが出来ない訳ですが、これまでの人生を通して感じているのはお金では決して買うことのできないものにこそ価値があるとでもいうのでしょうか。

良い子ちゃんという意味ではありません。

お金が全てという考えの方もいらっしゃると思いますし、それを良くないことだとも思いませんが、これまでの長い人生 多くの人をみてきましたが、お金の力以上の能力を持つ人はお金と上手に付き合うことができても、お金の力に振り回されてしまう人の場合、お金を得たことで幸福感を得ることはできても、それは一時的なものに過ぎなくて、それほどお金の力は大きいというか、凄いというのか怖いというか、、、

貧乏かつ能力の低い私が感じてきたことですが、支えて下さるおかげでどうにか立っていられると思うと、どこを向いて生きていかなくてはいけないかが見えてくるもの。

金銭的豊かさを感じることはできなくても、常に幸福感に包まれていることは嬉しいことで、その恩返しをしていくことが残りの人生で私たちがすべきことだと思うのです。

こうした活動をしていきたいとも思うというか、人ですからね。
していかなくては。と思うのですが、まずは私たちのコップの容量を増やさなくては叶いませんものね。

今日もおかしなことばかり書かせていただきましたが、ちづるは10年目に入ると思うと、ココロのあるサービスを以てお支えを下さるお客様にお喜びをいただけるよう、さらなる努力を続けてこの状況を乗り越えたいと思います。😊

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