カビの巣窟から大脱出。

換気や室温・湿度の管理についてはブログやタイムラインより度々ご紹介をさせていただいていますのでご存じの方も多いと思います。

コロナ騒動が終わって一年。
店内環境の改善を続けているのは、お店を借りる際の下見で感じたカビ臭の凄さがトラウマになってしまったことによるもの。

ドアを開けた瞬間、頭痛と吐き気を催すほどのカビ臭は私たちが入居するまでの数年間、締め切られたまま放置されていたことで空気の入れ替えがされていなかったことでカビの巣窟に。

スケルトン状態に戻されていなかったこともあって、床はカーペットが敷き詰められたまま。
椅子などもそのまま放置されている酷い状態。

後に分かったのですが、この建物は施工業者のミスにより通路が緩やかに逆勾配となっていて、大雨が降る度、ドアの隙間から雨水が店内に流れ込んでくるんですね。

今はその都度対応をするようにしていますが、逆勾配のことは不動産屋さんも建物のオーナーもご存じなかったようで、入居するまでの数年間は雨水が入り込み放題!

浸水と乾燥を繰り返していたことと長年締め切られていたことでカーペット全体にカビが生え、そのカビは壁紙まで侵しているという酷い状態。😱

店舗をお借りした日から営業開始まで毎日ドアを開けて乾燥に努めましたが、それでもすぐにカビが生えてきて、当時は毎日がカビとの戦い。

不動産屋さんに相談してみたのですが、床から湿気が上がってくるのでは。という回答。
建物の構造上の問題でしたら私たちにはどうすることもできませんものね。

仕方がないのでカビを見つけては水拭きして乾燥!という作業を繰り返していましたが、何年も悩まされ続けてきたカビ問題に完全に終止符を打ったのは皮肉にもコロナ騒動による換気でした。

換気が感染リスクを下げると聞いて、すべての換気扇、通風孔の点検をしてみると、換気扇はファンが回転しないほどホコリが付着。

通風孔にはグラスウールがびっしり詰め込まれていて、建物は呼吸することが出来ない状態、、、

防火用の排煙窓は窓の存在を隠すようベニヤ板で完全に固定されていましたので開閉することができないことから換気扇のお掃除と合わせてベニヤ板を撤去。

窓が開いた時の感動は今でも忘れることはできないほどで、店内に新鮮な空気がどんどん入り込んで、空気の流れをしっかり感じることができた訳ですが、これが長年悩まされ続けたカビとのお別れが始まった記念すべき日。

コロナ対策として設置したサーキュレータは空気に澱みが生じないよう複数台を設置したことで、それ以来、カビの発生を確認することはなくなりました。😊


数か月に一度、椅子の点検・清掃をしていますが、入居当初は椅子の背面にホコリとカビが広がっていましたが、これらの対策をしてからはこちらもホコリやカビの確認ができなくなりました。

もちろん、壁にカビが生えているということもなくなりました!🙌

日々のお掃除を欠かさないこともあると思いますが、それでもホコリが少ないと感じるのは、サーキュレータが店内の汚染された空気を排出させると同時に常にホコリを排出させていて、サーキュレータを手放すことができなくなりました。

営業を終えて網戸を確認すると細かなホコリがびっしり付着していて、サーキュレータの威力の凄さを感じます。

ちづるでは4年近く続いたコロナ騒動から今日に至るまで感染者を一人も出すことはありませんでしたが、店内空気の希釈に加え、風の流れを作っていたことも感染者を出すことがなかった一因だったと思うんですね。

営業を終えた後もエアコン、サーキュレータを運転させることで空気の澱む空間を作らないこと、室温・湿度を適切に保つことはカビ、結露に対してはとても有効であることが分かりました。


7月2日午前中の外勤音と湿度


同日同時間帯の店内温度と湿度

最後になりましたが、今日もゴキブリの姿を確認することはできませんでした。
カビ、ゴキブリにお悩みの方のヒントにしていただけると嬉しいです。😊

高温多湿を避けることでダニの心配もありませんしね。
電気料金のことは気になりますが、健康には代えられませんものね。
ぜひお試しをいただきたいと思います。

PAGE TOP