ラクにおカネを稼げるから不安になる…
若手社員の「ホワイト企業離れ」が進んでいる本当の理由
「このままでは社会で通用しなくなる」という焦り
努力、と書きましたが実際には負荷が伴います。できないことができるようになるためには、時間が必要です。より成長しようと努力するならば、身体的にも精神的にも負荷は増していきます。
問題はやはり仕事の質であり、内容である。あるいは、内容ではなく、仕事のしかたである。労働時間の減少がかならずしも仕事のよろこびにつながるわけではない。それよりも、わたしたちの仕事から、かつて仕事のよろこびといわれたものがどんどん脱落してきた事実にこそ着目する必要がある。仕事が貧しくなっている(それとともに遊びも貧しくなっている)、そういう事態を凝視する必要がある。(『だれのための仕事』講談社学術文庫)
ここぞというときには少々の負荷がかかっても仕事を頑張りたい。そういう自然な気持ちで働いているときに、「ブラックだ」と揶揄するような空気は、結局誰のためにもならないはずです。
私たちはブラック歴が長かったことでより幸せ、充実を感じることができているのかも。😊