吉田類、大衆酒場では「自慢話をしないこと」 密着取材で見えた「みんなと楽しく」の人生哲学
「立ち飲みというのは、そういうところが一番はっきり出るところなんですよ。大半のお店は、カウンターだけで全く知らない人たちが横にずらっと並ぶ形になります。そこで、常連さんがいつも飲む場所に行かないこと。席をとっちゃうみたいなことはしない。それが大事です。ちょっと奥のところで全体を見渡せるような位置。大体の常連さんはそこにいます。そのときどきの空き具合にもよりますが、いきなり真ん中で目立つところに行くのも避けたいですね。ちょっと外れたところにさりげなく行く。これが大切です」
そして、大衆酒場においての振る舞い。それは「自慢話をしないことです。大衆酒場には、異なる背景で育って、いろいろな事情を持っている人たちが飲みに来ます。それが前提です。そういう場で、『自分だけが特別』といった態度になるのはよくないです。逆に僕なんかも、そんな人が来て自慢話をされた場合は受け流します。そういうことですよ」。
こうしたことも楽しみ方のひとつですが、誰ともかかわりたくない時もありますものね。
ちづるは悲しいほど暇なお店ですから『自分だけが特別』というスタイルでお楽をしみいただくことが可能です。😊