続・ナイトタイムエコノミーに対する誤解
 

ナイトタイムの活動は、本来的には、観光客ではなく、住民のライフスタイルの一つ。
 
訪問先の住民のライフスタイルを、観光客も体験するというのがナイトタイムの楽しみでしょう。
 
ただ、観光客自身がナイトタイムの楽しみを持っている人にとって、訪問先にそういうものがない(選択肢がない)というのは不満を生み出す要因とはなります。そのため、その「期待」へ対応するという範囲で、観光客に特化した対応はありえます。
 
とはいえ、そういう需要をもった観光客(訪日客)だけを対象として、事業採算にのるような事業ができるかというと厳しいと思います。
 
需要の主体は地域住民ですから、仮に、ナイトタイムエコノミーによる経済効果が発生していても、観光消費の寄与分は限定されていると考えた方が自然だと思います。

 
第Ⅱ章 霧島市の現況と課題

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