コルチゾールは本来、体をストレスから守るために分泌されるのですが、ストレスが強くて長時間分泌され続けると、いろいろと弊害も起こります。副腎に負担がかかることで免疫力が低下し、眠りを促すセロトニンやメラトニンといったホルモンの分泌が抑えられて不眠を招くのです。また、コルチゾールにはインスリンの働きを弱める作用もあり、血糖値を上昇させてしまいます。
「歌が好きな人ばかりではありません。この実験では、歌が嫌いな人、うまく歌えなかったという人たちも、同じように唾液が増え、コルチゾールが下がりました」と話します。