60点を目指して。

ユリが咲き始めた頃。
お惣菜のお届けをさせていただいてから1年。

私たちの取り組みに対してちづるを利用できないことについて、先日お越しくださいました彼は『心苦しくてな』と、、、

コロナ過で励まして下さったことに対する感謝の気持ちから始めたことでしたが、私たちの取り組みをずっと営業活動・きれいごととお感じになられていたことはちょっぴり寂しさというか、残念というのか。

地域性もあると思いますが、当時、夜の街に出歩く人は犯罪者という感じでしたし、
価格の見直しを始めた直後ということもあって、ご利用下さる方は急減、、、

休業に係る補償や各種補助金はありましたけれど、このまま行けば廃業の選択をしなくてはと悩む毎日。
そんな中、時間を見つけてはお越し下さって『負けるなよ!』と励まして下さって、どれだけ救われたか分からないほど。

これは売上とは全く異なるお話で、精神的な支えの大切さを強く感じた訳ですが、
お惣菜のお届けもそうで、食材にかかる費用などではなく彼のことを思うと今度は私たちがお支えをさせていただく時!

商売をされていますので金銭的問題は少ないようですが、食事のことは娘さんに任せられていたことで出来るのはご飯を炊くことくらい。

食事のお世話をしてくれていた娘さんはコロナ後、生活のリズムが変わってしまったことから以前のように食事の用意をすることができなくなったようで、冷蔵庫の中は調理の必要がないものばかり、、、

スーパーやコンビニに行けばお惣菜やお弁当はありますが、時間的なこともあれば年齢的なことから口に合わないものも多いようですから、彼がちづるに来ることができなくなったとしても続けて行こうね!と話していただけに残念というか、私たちの取り組みに負担を感じさせていたことを反省しました。

ですが、そういった考えでお届けをしていないことはご理解をいただけたようで一安心。😊

人のために生きてこそ人

きれいごとのように聞こえる方もいらっしゃると思いますが、私たちは真剣にそう思っています。
私はお勉強の途中ですが、ママの姿を見て、自身を生きないことで生かされているということをいつも感じるんですね。

人のために生きることの方が楽ということもあるのかも知れません。
自身を捨てて、人のために生きることで生かされることはこれまでとても多くて、不純な私はそれに味を占めてやっているのかも、、、😅

ですが、そうだとしても。
自分自身のことばかりを考えていた若い頃を思い出してみると、今の方がしっかり幸せを感じることもできますし、悩むことも全くと言って良いほどなくなって、そういうことなのだと思うんですね。

私利私欲を捨ててしまう。
執着心を消してしまうことで解放されることってあるのかも。

利他ということですが、難しく考えることはなくて頭に何が浮かんだのか。
相手を利することが浮かんだのか、そうでないのか。

もちろん何事にもおいてそうなれると良いのですが、それでは早く天へ召されてしまうでしょうからね。
60点くらいを目指して、ママの後姿を追い続けて行きたいと思うのでした。😊

ちづるが儲からない理由はここなんでしょうけれど、
それで良いのです。 それが良いのです。

おしまい。

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