日産セドリック

今から30年前のこばなし
 クラウン vs セドリック/グロリア 

1987年ですから40年も前のことですが、トヨタ自動車のクラウンと日産自動車のセドリックの販売競争が大きく報じられていましたので今でも覚えているのですが、販売台数でトヨタ自動車に負け続けていた日産。

当時、日産自動車が販売台数においてトヨタ自動車に勝利した理由について、日産自動車の『独自路線』への変更がクラウンとの販売競争において功奏したことを専門家の方は話されていましたが、ちづるは後発も後発。

人口に対する飲食店の割合が多いと言われている国分。
全国どこでも見られるお店では生き残っていくことは難しいと思い、創業当初は価値のある薄利多売を目指すことにしました。

ですが、それまであったものを磨いたところで結局は同じなんですよね。
連日賑わいはしましたが、その分 苦労も多くて続けて行けるのだろうか。と思うことも、、、

また、当時は地域で一番になりたいという思いはなくて、お客様にお喜びいただけることだけを考えてお店の運営をしていましたが、
『あんたのところは悪いお客さんばかりって評判だよ!』
これは同業者の方からのご指摘でしたが、振り返ってみるとそう感じる部分もあって、ですが動き始めたものを止める訳にもいきませんし、その術も分からなかったのですが、お手伝いに来てくれた方のアドバイスのお陰で少しずつ価値を上げることができました。😊

これでやっとスタートラインに立てた訳ですが、お酒を飲みながらのお仕事は失敗することも多いですし、
それを楽しみにされる方もいらっしゃって、私たちの考えというか、目指す方向が異なることからお酒を飲まずにお仕事をしようと決めたのはこの頃。

それには意見の対立もあったことは事実。

お酒の力を借りなくては接客できない。という意見もあれば、きちんとした接客はできない!という考え、
一緒にお酒を楽しむことを目的にされてお客様への対応はどうするのか。など、意見がぶつかりましたが、
最終的には私たち自身の身体のこともありますしね。

まずはやってみよう!ということでスタッフによる禁酒を決めたことが独自路線の始まりでした。😊

始めてみると、グラスを落として割ってしまったり、お客様へのサービスを忘れてしまったり。
お仕事をさせていただく上での失敗もなくなりましたし、お昼間のお肴の準備などもしっかりできるように。

一緒にお酒を楽しみたいというお客様は離れて行かれましたが、それも結果的には良かったと思っています。

今はスタッフの飲酒禁止を快くお感じいただけるお客様ばかりで、スタッフの飲酒禁止は本当に良かったと思っています。

これ以外にも夜の世界における常識と言われるものはお昼間の非常識でもあると思います。
非日常を売らなくてはいけませんから、ちづるの考え方は間違っているのかも知れません。

動画は極端な例だと思いますが、男性の心理を逆手に取るような商売をされるところもあるようです。
もちろん、お客様にお楽しみいただけるよう一生懸命にされていらっしゃるお店の方が多いと思います。

なので、私たちも先輩を見習いながら地域で一番のお店になれるよう努力を続けて行きたい。
そう思うのでした。

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