家族以外の伴走者がいること。いないこと。

50代の「うつよけ」メンタル不安定期の乗り越え方
人生後半への入り口でまさに「老いの思春期」

年をとればとるほど「心身相関」が強く現れるということです。

心の調子が悪くなれば体の調子も悪くなり、体の調子が悪くなれば心の調子も悪くなる、というように、精神的なストレスが免疫機能を低下させ、さまざまな身体疾患を招くことは知られていますが、高齢者になるほどその傾向が顕著になるのです。

だからこそ、高齢世代の入り口である50代から心の調子を良くしておくこと、つまり「うつ未満」の予防、「うつよけ」の準備をしておくことが重要です。

東日本大震災の発生した年。
色々なことがあり過ぎて、うつ状態に陥ったことがありましたが、戻ることが出来たのは『伴走者(ママ)』のおかげ。

数々の経験を通じて、竹田さんが今、辿り着いた答え。それは「真剣に向き合う」ということ。とてもシンプルな言葉ですが、精神医療の現場に立ち続けている竹田さんの言葉だけに、とても重いものがあります。そしてそれは、何も福祉の世界でのみ必要なものではありません。人と人との関わりにおいて、もっとも大切なことではないでしょうか。まさに、竹田さんのお人柄を表す言葉でした。

患者さんって、私たちのことを本当に信頼できる職員なのかをよく見ています。こちらがいい加減な対応をしたら、この人に相談してもしょうがないと思われてしまう。だから真剣に向き合わないといけません。真剣に向きあうからこそ、私たちの投げたボールを受け取ってもらえて、そしてそのボールが返ってくるんだと思います。大切なのは共に歩んでいくということ。ドライブする時に助手席に座るような、一緒に伴走していくような、そういう関係でありたいですね。
GOCHAMAZE times よりよい人生の伴走者として

先日、「行きたい 行きたいと思っても、どうしても体が動かなかった。」と仰られていたお客様。

うつ病が原因で長年勤めていた会社を退職して、地元に帰る判断をされたとのことで、そのご報告でいらしてくださいましたが、単身で鹿児島で過ごされていたそうで、伴走者がいれば少しは良かったのかも。

うつを感じたとき。体に異変を感じ始めたときにちづるをご利用いただけば良かったのにと思ったのは、過去の経験によるものですが、『患者さんって、私たちのことを本当に信頼できる職員なのかをよく見ています。』と似たようなことで、ホステスなんて信用できないですものね。

でも思うんですね。
スナックは飲んで歌って、騒ぐだけの場所ではないということ。

と言いながら『どこか人を信用できない』とでもいうのでしょうか。
何かあるはず!なんて、身構えてしまうようでは良い人間関係はいつまで経っても構築できませんものね。

ママは色々と心を砕いて対応していましたが、ココロを閉ざすまではなくても踏み込めないとでもいうのでしょうか。

お客様とホステスという関係も良くなかったと思いますが、ママは誠心誠意尽くしていただけにとても残念。

「心身相関」は確かなことで、それも私自身、経験していること。
飲んで歌ってバカ騒ぎ。で解消できるストレスもあればそうでないストレスもあって、どちらが悪いということではなくて、年齢・精神状態に合わせたストレスの発散。

見極めはもちろん大切ですが、信用できる伴走者がいること。
とても大切なことだと思うのです。

思うのです。って、飲み屋が何言ってんだ!と思われてしまうと思いますが、東日本大震災から13年の間、一度もうつ状態に陥ることなく毎日意欲的に過ごすことが出来ているのは常にママがそばにいてくれたことによるもの。

伴走者としての価値が十分過ぎることは彼女と接したことのある方でしたらお分かりをいただけると思いますが、私もママのように誰かの伴走者としてお役に立ちたいと思い、お勉強をさせていただいています。

おしまい。😊

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