閑古鳥に占領されっ放しの2024年。
コロナ後、スタッフの増員をしたことでコロナ前の賑わいは戻りつつあったのですが、何かずっとココロに引っかかるものがあってスッキリしなかったんですね。
店舗運営に係る費用・利益ということではなく、何か違和感のようなもの。
23年秋。
物価の上昇に伴ってメニュー価格の見直しに着手したことでそれまでの賑わいが消えてしまったのですが、ココロが感じていた違和感のようなものは消えたんですね。
会計を担当していることから、店舗運営ということでは常に頭も胃も痛くて仕方がなかったのですが、それでもより意欲的になれた理由はそれまでと比べて明らかにお客様のリアクションが変わったことによるもの。
それまでは貸し切り状態でお過ごしいただくことについて、お客様を緊張・不安にさせることになるのでは。と考えていましたが、逆に『今日は本当に楽しかった!』というお言葉を多く頂戴できるようになったことがココロのモヤモヤを消してくれたのだと思うんですね。
飲み会は4人以上だと「つまらない」と思う人が増える。飲み会で“やってはいけない”5つのこと
タイムラインでは何度もご案内をさせていただいたこちらの記事。
スナックで過ごす時間を楽しく感じることができない理由はお客様が多いことによる『会話量の少なさ』によるもので、これは色恋目的であったとしても同じことですが、若さ・美の対象になることのできない私たちに残されているものは”お客様の心に寄り添わせていただく”ことで、私たちの性分に合っていることから店舗運営に対する考え方を見直すことにしました。
この選択は廃業に向かうようなものでとても勇気がいりましたが、お仕事の質を高めること・より丁寧なお仕事ができるようになったことは良かったこと。
相変わらずというか、昨年は売上・利益の配分のおかしさについて税理士の先生にはより厳しくご指摘をいただくことにはなりましたが、物価高騰が叫ばれる中、お越し下さるお客様にはそれを意識されることなくお過ごしをいただくことも大切なことですものね。
お客様のご利用が極めて少なくなったことで恥ずかしながら昨年は常に廃業と隣り合わせという厳しい状況、、、
個人の生活は徹底して切り詰めましたが、店舗運営に係る経費の削減を考えることは絶対しないと決めていて、それを毎月欠かさずできたことができたのはお支えを下さったお客様のお陰によるもの。
そのご恩に報いるためにはお客様を増やして利益を上げることだと考え頑張ったのですが、体力に乏しい私たちにはこの目標だけは達成することは叶いませんでしたが、それもそのはず。
これまでの人生で影響力のあった人との出会いはママを含めて数人。
家族と同じようにお互いを大切に思える関係を店舗運営にそのまま当てはめられるものではないと思いますが、ちづるを始めて10年近く経つ中、そうした方に出会うことができたことを考えると、似ていると思うんですね。
このお話しは後日書かせていただきますが、そういう意味における良い人との出会いは奇跡に近いものがあって、なので1年という短い時間では目標にすること自体、難し過ぎだったと反省していますが、これも不思議なことなのですが、私心を捨てて取り組むことで神様が引き合わせて下さるのだと思うのですが、ご縁の赤ちゃんをいくつもいただくことができたことは本当に嬉しいこと。
『報いるためにはお客様を増やして利益を上げること』というのは、私たち自身の金銭的豊かさを追求するものではなく、たとえば調理専任のスタッフを配置することで、私たちは接客に集中できるようにするなど、お客様へより良いサービスをさせていただく上で必要と感じていること。
もちろん、安定した店舗運営を行えるようにするためにも必要なことですが、ちづるは私たちの都合、利益になる来店促進活動はしないと決めていることもありますが、居心地の良さを考えた場合、そうした活動が『居心地の悪さ』に繋がって逆効果になってしまうことも考えられますし、コロナ前のちづるに戻るようなことでは私たち自身のモチベーションも大きく低下してしまう怖さもあることから、運を天に任せるではありませんが、ご縁を大切にするよう考えていて、そういう意味では恋愛と似ていると思うんですね。
時には衝突することがあったとしても、大切に思う者同士が信頼関係を構築しながら困難を乗り越えて行くこと似ているように思うんですね。
ですのでより多くお店にお金を落として下さる方=良いお客様=客層の良さという考えを私たちが全く持たなかったことで結果として『客層の良さ』を作り出すことができ、誇れるようになれたことも良かったことですが、ここにくるまで約10年。😅
残りの時間で完成させることは出来ないと思いますが、ママのココロを受け継いでくれる人との出会いもそうですが、良い方とのご縁、お力をお借りしながら「あ~ 今日は本当に楽しかった!」を一つでも多く頂戴できるよう粉骨砕身の思いでママと二人、取り組んでいきたいと思います。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。🙇♀️