二日目の内装工事の様子。
こちらも残しておきたくてアップさせていただきました。
こんな私でも色々なことを感じる訳ですが、今日はそのお話をさせていただこうと思います。
それは『鏡のような関係』ということ。
今回、施工をお願いした建設会社の社長はとても良い方。
私の中の建設会社のイメージはあまり良くなくて、怖い感じ。って私が古いんでしょうね。
男性の多い職場のイメージも強くて、やっぱりそんなイメージが離れないのですが、
内装工事をしていただくにあたって、そんなことは言っていられませんものね。
女性の雇用にも積極的で平均年齢の若い会社ということもあり、お願いをさせていただくこととしました。😊
工事初日、やってきた大工さんはみなさん今どきの若い子。という感じ。
以前からお付き合いをさせていただいていることから、彼らのことは少し知っていたのですが、
『真面目でかわいらしい』は私の中の印象。
20代の3人組。
『どんな仕事をされるのだろう』と立ち合いをさせていただきましたが、
動きに無駄がなくてテキパキされていることに驚きました。
仕事の流れをしっかり把握されているからこそでしょう。
動きにどれも無駄がなくて、やり直すなどの失敗もなく、とにかくテキパキ。
若いですし、時代ということもありますのでチャラチャラは失礼ですが、
そんなことをイメージしていたことを恥ずかしく思うほどしっかりお仕事を進められて、
作業されている中、私の馬鹿な質問にも笑顔で丁寧に答えてくれるんですね。
これはお世辞ではなく、ありのままを書かせていただいていますが、
若い男の子がこんなにきちんとしている理由を知りたくて、休憩の時に色々とお話をさせていただきました。
現場を仕切る大工さんは27歳。
それでいて10年のキャリア!
聞けば彼に仕事を教えてくれたのは宮大工さんとのことで、すべての謎が解けました!
動きに無駄がないこともそうですが、とにかくきれいなんですね。
彼と一緒にやってきた2人の大工さんはまだ修行中のようですが、何も言われなくても彼らもテキパキ。
仕事をしている彼らの目は真剣そのもの。
自分が今、何をすべきかを良く知っていて、27歳の彼は彼らのお師匠さんのようですが、
どうすれば良いかなど、不安そうな表情一つ見せることなくテキパキ。
あまりにも素敵な3人のお仕事ぶりに感動してしまいました。
さて。
27歳の先生ですが、寡黙でコツコツ。
精悍な顔つきで話しぶりも謙虚で丁寧。
こういうことなんでしょうね。
どこで誰に育ててもらったのか。ということは本当に大切なことだと感じた訳ですが、
二人のお弟子さんにもそれがきちんと受け継がれていて、それは性格的なこともあると思いますが、
お話をさせていただく中で『教える人の姿勢がお弟子さんを育てる』ということに気づきました。
現場の仕事は怒鳴られたり、叱られたり。
時には鉄拳も飛んだりするのかな。って勝手なイメージですが、そんなことないの?とお弟子さんに聞いてみると、
『とても優しくて良くしてもらってる』とのこととのこと。
昔は見て覚えやがれバカヤロー!そんな世界。(あくまでもイメージ🙇♀️)
よほど強い信念がないと育たないどころか、辞めてしまうこともあると思うのですが、
そんな素振りを見せないどころか、とても真剣にイキイキとお仕事をされている姿は『先生の鏡』になっているということなのでしょうね。
親を見れば子が分かる。
子を見れば親が分かる。それと似たようなことなのかも知れないと思い、建設会社の社長のこと思ってみましたが、
身なりも言葉遣いも。 やはりきちんとしていらっしゃいますものね。
私の中の建設会社のオヤジ(失礼)とは全く反対で物腰が柔らかくて品の良ささえ感じさせる方。
社長が良ければ社員が良い。
社員が良ければその会社、社長が良い。ということなのでしょうね。
最後に仕事よりももっと感動したことをご紹介させていただき、終わろうと思います。
それは工事を終えたときのこと。
洗面所で手を洗い終えた際、周りに飛び散った水滴を素早く、丁寧にふき取られたんです。
それは私が見ているから。などではなく、いつも当たり前のようにされていることなのでしょう。
些細なことですが、27歳の彼は仕事はもちろん『仕事をする上、人としての心構え』を親方の姿勢から学んだのでしょうね。
きれいな鏡はきれいに映り、曇った鏡は曇って映る。
ちづるも鏡をきれいに磨いていこうと思いました。
おしまい。
そうそう、もう一つ。
冒頭画像、内装工事をして下さった方のお仕事ぶりも同様ということです。
良い人には良い人の縁、やはり鏡のようなものなのでしょう。
良い人の縁が拡がっていくことで良い連鎖が始まる。
ちづるもそれを目指してがんばろうと思ったのでした。