スナック。 ちづるにできる『共助』のカタチ。Ⅰ

人を助け、助けられること

『人はやってしまったことではなくてやらなかったことを強く後悔する傾向が、特に長期的な視点で見ると、あるようです。』

これはご利用下さるお客様が多かったことにより、きちんと向き合うことができなかったことによるものだったのでは。という反省のような気持ちになっているのは、孤独・理解されないことによる寂しさによるものが大きかったと思うのですが、自ら命を絶たれた方がいらっしゃったことによるもの。

こうしたことのほか、私たち自身の意識が老いに向いているからだと思うのですが、コロナ騒動後、今日までお店を続けることができていることへの感謝として、もう少しできることはないかということを思うんですね。

頂戴したお代に見合うサービスをご提供させていただけるよう努めていますが、新人類世代としては老後について真剣に考えなくてはいけない時期でもありますし、それ以降の世代でもシングル世帯が抱える問題もあるでしょうしね。

90年以降、うつ病の認識が高まったそうですが、ココロが病むことのないようお手伝いをさせていただく。とでもいうのでしょうか。

そういう意味での真のサードプレイスとして機能することを含めて、私たちのお仕事がお役に立てるのでは。ということを思っていて、ご賛同下さるお客様との共同作業になりますが、人を助け、助けられること。を目的とした小さなコミュニティを構築できれば。と考えているところ。

助けてほしい場合には、相手が察してくれることはあまり期待できないため、そう主張した方がよいし、助ける側はいってこないからといって助けを必要としていないわけではないことを、認識することが必要でしょう。
・RECRUIT 職場に活かす心理学 第19回 人を助け、助けられること

今のところ押し売り的にさせていただいているのは、ちづるをご利用下さることに対する感謝の気持ちということですが、これをお客様同士による『恩送り』にすることで幸福度をさらに上げていただけると思うんですね。

一玉600円で販売されていたキャベツ。
みんなで渡れば怖くない!ではありませんが、共同購入・利用すれば無駄にすることもありませんものね。

こうした問題もあるようですし、仕入れや調理、それにかかる費用ということもありますが『サービスを買うのではなく』それぞれができること。お客様同士で支え合うことはスナックという比較的閉ざされたコミュニティだからこそできる可能性のひとつに感じるんですね。

今日も長くなってしまいそうですので続きはまたの機会にさせていただきたいと思います。

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