残された時間の前。しておきたいこと。

「65歳」は老人なのか?人生を楽しめる時間は意外なほど短い。残された「健康寿命」は男性で8年、女性でも10年
脳を鍛える!人生は65歳からが面白い

2019年度の健康寿命は男性が約73歳、女性が約75歳です(第16回健康日本21(第二次)推進専門委員会資料)。つまり平均寿命より男性は8年余り、女性は12年も前に自由に日常生活が送れなくなってしまうという現実があるのです。

厚生労働省のデータでは『令和4年の健康寿命は、男性72.57年、⼥性75.45年であり、前回値(令和元年値)と⽐較して、男性で短縮、⼥性で延伸していたが、いずれも統計的に有意な差は⾒られなかった。』とのことですが、リンクの記事と大きな差はありませんので65歳で定年を迎えたとして健康寿命は短いという印象、、、

夫源病で苦しんでいた母のことは以前お話をさせていただきましたが、人生これから楽しもうと考えていた矢先に起きたこころの病は短すぎる健康寿命を奪った憎い憎い存在。

「高齢者のうつ病は薬物療法だけでは治らない」

タイムライン、ブログでよく書かせていただいていますが、そうなる前!に十分な手当てをしておくことの必要性を強く感じるのはこころの病で辛い思いをされている方を多く見てきたこと、接する機会が多かったことによるもの。

回復に要する時間は相当なもののようですし、再発率も高いですしね。
個人差はあるようですが、高齢者と呼ばれるようになってからこころの病を引き起こさないようにするにはどうすれば良いか。

繊細な方、ネガティヴ思考の方の場合、こころの病は治ったとしても”ものの考え方”が変わらない限り、常に問題が起きる。些細なことを障害に感じるなど、短いと言われる健康寿命をさらに短くしてしまう。
人によってはそれでも足りないことも、、、🤔

4)性格的問題も一因になる。
➀何でも気になるという心配性の性格の人は、暇になると身体の不調(病気)探しをすることが多いのである。
➁本音が出せない+自己主張が出来ないという性格の人は我慢する生活が続く。
③人付き合いが苦手な人は、一人遊びが出来なければほとんどが引き籠もります。
いずれの場合もうつ状態となりやすい。
・医療法人シエスタ 荒木医院 「高齢者のうつ病は薬物療法だけでは治らない」

ちょいカラサロンは心身のフレイル状態を脱することを目的として、その取り組みのひとつとして始めましたが、始める前から感じていたのは男性の参加率の低さ。

高齢者の孤立を防止するための活動をしている地域の現場で頻繁に聞くのが、男性高齢者の不参加という課題である。「男はだめよー」「参加してくれるのは女性ばっかり」「いかに男性を巻き込んでいくかが今後の課題なの」。地域でのコミュニティ活動に取り組む女性リーダーたちの口から、こんな言葉をよく耳にしてきた。
健康長寿ネット 孤立は男性問題か?

記事には『「男性は人付き合いができない」というとき、そこでいわれている人付き合いとは、どの程度のものを想定しているのだろうか。もしかしたら、男性は女性よりも人付き合いが少ないのではなく、女性の人付き合いとは違った内容の人付き合いをしているのだと捉え直せるのかもしれない)。』とありますし、高齢者の外出行動と社会的・余暇的活動における性差と地域差
こちらのリンクにも似たような報告がされていますしね。

そんなに心配をする必要はない?
それはポジティヴ思考の高齢者!に限ってのこと。
地域コミュニティーなどもそうですが、学生生活・会社組織を生きる中で上手にコミュニケーションを図ってこられた方に当てはまるもの。

動画のようにコミュニケーションが得意でないという方の場合でも積極的に取り組む意欲のある方でしたら手を差し伸べてくれる人との縁に恵まれ良い風が吹き始めると思うのですが、問題なのはそうした努力を続けることができない人。

そこへこころの病が重なってしまうと貴重な健康寿命を台無しにすることになりますし、不健康のまま独りで戦ううちに取り返しのつかないほど心身の健康を害してしまうこともあるようです。

なので思うんですよね。
大切なのは自然と人が集まってくるような人になっておくことだって。

本人がいくら積極的にコミュニティーに参加するなどしても遅れがちな人っていますものね。
嫌われることはなくても一緒にいて楽しくない人。というのでしょうか。
人が集まるどころかせっかくの縁を育てきれないまま終わってしまう。ということも、、、😨

健康寿命と言われる10年という時間を使うことも良いと思いますが、できればその前に自分自身を変える努力を始めなくてはいけないというのは、こころの病で辛い思いをされている高齢者の姿を見て感じることですが、そうなる前!に早めに備えておかなくてはいけないと思うのです。

ちづる・ちょいカラサロンはそのお手伝いを真剣にさせていただきます。

動画の男性のように手を差し伸べてくれる人との縁があると良いんですけれどね。
今回、ちょいカラサロンの周知活動をする上で強く感じたことは『他人事』ということ。
どなたも真剣に聞いてはいただけるのですが、当事者でもありませんしね。

業務の範囲内での協力をしていただくことはても、その先の努力をするのは本人ですものね。
厳しいですがそれが現実。

ちょいカラサロン・ちづる。
そういう意味でもご利用をいただきたいと考えています。😊

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