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2020.08.14

そういうこと。

鹿児島県内の新型コロナ陽性者は5日間報告がありませんが、
GOTOトラベルも不調気味ということや、このお盆休みは全国的に帰省をされる方は少ないとのことですので、
7月の連休のように新規感染者が多く出ないことを祈るばかり。

気になるのは、全国的にクラスターがポツポツと発生していること。
鹿児島市では、7月1日に最初のクラスターが発生。

それまで鹿児島県内の感染者数は11名でしたが、わずか一ヶ月の間に116名まで増えてしまいましたし、
島根県松江市でも同様、5月3日まで17名しか確認されていなかった感染者は8月8日に発生したクラスターによって、
数日間の間に98名まで広がってしまいましたしね。

・中国新聞デジタル松江クラスター、県外に帰省の生徒１人感染　新型コロナ【動画】2020/8/13

それ以外では、7月21日まで感染者がゼロだった宮崎県の高鍋町でも、最初の感染者が確認されてから、
クラスターも発生したことで、49名まで感染が広がり、今日も二名の感染が報告されるという状況。

高鍋町は人口約2万人の街ですが、人口密度が低くても、人の移動が厳しく制限されることがない限り、
感染拡大の恐れは十分にあることが分かります。

全国的に感染者数に対する重症、死亡者数の割合が極めて少ないことから、
最近では「単なる風邪」という捉え方をされる方も増えつつあるほか、経済に与える影響も深刻なことから、
新型コロナの全容は分からなくても、これまでに分かっていることを元に以前の生活を少しずつ、取り戻していくことだと思いますが、
感染が拡大することにより、外出の自粛、休業の要請などが大きく報じられることで、
少しずつ動き始めた世の中の流れに大きくブレーキが掛かってしまうことは、Withコロナの考え方に反するのでは。と感じているところ。

私自身、単なる風邪とまでは思いませんが、正しく怖がることで防ぐことができる訳ですから、
新型コロナが怖くて仕方がないということはありませんが、
人の流れに大きくブレーキがかかる様を見て、その点においてとても恐怖を感じますし、
自粛として形に表れていることにも大きな不安を感じています。

その方の立場や考え方によっても異なると思いますが、
小さなお子さんがいらっしゃるご家庭や高齢者と同居されている方などは家族の健康のことを第一に思われるでしょうし、
感染者の少ない地域では、理解不足による偏見や差別の問題から、罹患することへの恐怖を強く感じられることもあると思います。
法人では社員の健康を守るということもそうですが、組織の体裁というようなこともあるように感じますし、
その中で働く人もそれを保たなければいけませんから、国全体の健全な活動にブレーキがかかることも仕方がなくて、
世の中の空気が変わるまでじっと耐えなくては。という空気をとても強く感じます。

鹿児島県ではこれまでに4名(内1名は基礎疾患によるのも)の死亡者が報告されています。
人の繋がりによって広がった先に小さなお子さんや高齢者がいるかも知れませんし、
基礎疾患をお持ちの方がいらっしゃるかも知れません。
活発に行動される方でしたら、その影響は広く及ぶことになりますし、
感染者の増加を引き起こす可能性を高めることにもなりますので、絶対に避けなくてはいけないと。

地域へ与えるダメージもそう。
首都圏の事情は分かりませんが、感染者数の少ない地域、地方では感染者の報告がされることで、
地域の方に大きな恐怖と不安を与え、人の気持ちに急ブレーキをかけさせてしまうことは、
地域経済に与える影響は深刻なものになりますし、回復に向かっている途中であれば振り出しに戻してしまうことにもなりますしね。
こちらも絶対に避けなくてはいけないこと。

●Link 朝日新聞DIGITAL 宮崎）県内初のクラスター、高鍋のスナック

個人としても、お店としても。
感染を広げない努力、対策を続けていますが、
パーテーション越しにお客様とお話したことを懐かしく、可笑しく感じられる日が来ること。
あ～！やったことすべてが無駄だったぁ～！と大きな声で叫ぶことが出来る日が来ること。

感染者ゼロ連続5日間はとても嬉しいことですけれど、
鹿児島県では4月20日以来、53日目に感染者の報告がされていますし、
ニュージーランドでは100日ぶりに感染が報告されたというニュースもありましたしね。
人の移動に制限がないことから、どの地域でも大規模クラスターが発生することは十分考えられますしね。

単なる風邪という理解でも。
そういった理解がそれぞれの価値観、幸せを奪っても良いという理屈にはなりませんものね。
窮屈だから。面倒臭いから。これくらいならいいや。私は怖くないから。など、私の都合なら控えること！

多くの方が良識的な判断をされていらっしゃると思いますが、接待を伴う飲食店として、地域を構成する一人として。
お客様へご理解とご協力を得て、日々、きちんと責任を果たすこと。

そう思うのです。

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