緊急連絡先設定のお勧め。

昨日のこと。

お客様から、『自宅に戻った途端 倒れてしまった』とのご連絡がありました。

すぐに連絡をしてみましたが、反応がなかったことから突然死を心配したのは、ご主人様に食事に誘われた知人がお留守番をしている時に心筋梗塞を起こして亡くなったことによるものですが、それ以外にもお仕事中に倒れて、発見が遅れたことで亡くなられたお客様がいらっしゃったことによるもの、、、

どちらも発見が早ければ助かる命だったと思うと、周囲に人がいない場合の単独行動のリスクを思うんですね。

ご連絡のあったお客様もそんなことが起きているかも!とご自宅まで様子を伺いに行くと家の灯りが消えていたことで、休まれていると判断。

ご自宅にお伺いした旨、LINEを送っておきましたが、翌日ご連絡をいただいたことで大事には至りませんでしたが、周囲に人がいない場合の単独行動はリスクが高いことから緊急連絡先をスマホに登録しておくなどの対策の必要性を強く感じました。

まだ若いから大丈夫!と思われる方は多いと思いますが、亡くなった知人は私よりも若い方でしたし、もう一人の方は私と同い年。

お亡くなりになるにはあまりにも早すぎる訳ですが、脳梗塞・心筋梗塞を発症してもおかしくない年齢ですものね。

脳卒中の年齢別発症率や再発率

脳梗塞、脳卒中は高齢の方に発症することが多い疾患で、初発では65歳以上が全体の9割、再発では60歳以上が全体の9割以上を占めています。

心筋梗塞は『心筋梗塞は30歳代から年齢とともに増えていき、男性では65歳、女性では76歳で最も発症数が多くなります。』とのことですから、中高年以上はそのリスクと対策をしておいた方が良さそう。

周囲に人がいれば異変に気付いて何らかの救命処置がされると思いますが、そうでない場合、知人のような悲しい結果を迎えてしまうこともありますものね。

緊急連絡先をどこにするか。ということですが、かかりつけの病院が良さそうに思っても診療時間を過ぎてしまえば連絡することもできませんし、救急車を呼んでもあまりの苦しさに状況を伝えることが出来なければ悪戯電話だと思われてしまうかも知れませんものね。

ご家族や友人、知人など、事前にしっかり話し合っておけば良いと思いますが、それでもお仕事などの理由で繋がらなかった時のこともを考えて緊急連絡先は複数設定しておいた方が良いと思うのです。

激しい胸や頭痛の痛みがある中ですから状況の説明をすることは出来ないと思いますが、事前に話し合いをしておくことで無言であっても必要な措置をとってもらえるでしょうしね。


ということで、ちづるをご利用のお客様へ緊急の際の連絡先のひとつにちづるを加えていただくことをご提案させていただこうと考えています。

私はスマホから離れていることが多いのでいけませんが、ママは常に携行していますので緊急連絡先に設定していただくと良いかと思います。

今回の件は熱中症によるものでしたが、それでも熱中症から深刻な状況に陥ることも考えられますものね。

激暑、酷暑は心臓にも厳しい

事前の打ち合わせをしていませんでしたので、家の中に入ることも出来ない状況の中、救急車を手配して良いものか随分迷いましたが、この辺りの確認も事前にさせていただこうと考えています。

心筋梗塞は発症直後が重要:救急医療の現状

 急性心筋梗塞を発症すると、胸痛の後に心停止を起こす。胸痛から心停止までの時間は、1時間以内が約86%(うち瞬間死25%)であり、「発症から1時間以内に適切な処置を行い専門病院に搬送されること」が重要となる。そして心筋梗塞の救命率を上げるには、①迅速な発見・通報、②迅速な救急隊トリアージ(治療の優先順位決定)、③迅速な救急室初期対応、④迅速な再灌流療法と、いわゆる「救命の連鎖」が鍵となる。詰まった冠動脈を再開通させる再灌流療法は、発症1時間以内に実施すると、治療しなかった群に比べ死亡率が最も低下するという。

今年の夏は例年に比べて厳しいと言われています。
スマホへの緊急連絡先の複数登録と動作確認をぜひ!

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