第一興商が「カラオケ=ストレス改善」を実証
~健康経営を推進する NTT Com の社員 121 名が調査に参加~
、週 1 回以上、1 回につき 1 時間以上のカラオケ歌唱を 4 週以上継続することにより、ストレスが改善され、心身の健康
にも寄与することが確認されました。
1日1時間の健康効果。
ちょいカラサロンご案内のキャッチコピーはこのデータを元にしたもので、カラオケ愛好家の方にご利用いただくことを前提としてスタートしたものではありません。
弊店代表が脳梗塞?状態にあり苦しんでいたことに加え、フレイル状態にあったことから本人のリハビリも目的とさせていただきました。
霧島市には高齢者が多いこともそうですし、ちづるをご利用下さっていたお客様が深刻なフレイル状態に陥ったということもあります。
フレイルを身近に感じつつあったことから健康を取り戻すためにちょいカラサロンをスタートさせていただいたことは新聞の記事でもご紹介をいただきましたのでご存じの方も多いと思います。
開業に際して考えたのは”無理なく通えなくてはいけない”ということで、カラオケを主体とされるお店の利用金額を調べ、1時間当たりのご利用料金を決めた訳ですが、店舗運営に係る経費を捻出できるどころかちづる自体危険水域!
マイナスはもちろん、廃業へ向かう可能性も十分なことから、お店の開放について随分悩みましたが、弊店代表のように辛い思いをされていらっしゃる方がいらっしゃるかも知れないということで期限を区切って営業を始めることにしました。
歌わなくてもお喋りをすることで言語障害のリハビリになるでしょうし、毎日お店を開けることは本人の意欲にも繋がるはず。
赤字にさえならなければ取り組む価値はあるはず!
そう信じて『1時間300円』という低価格を設定。
経費を極力かけないことで赤字運営にならないよう、お飲み物を含めお持ち込みにご協力をお願いさせていただくこととさせていただきました。
ただ、オープンの経緯についてご説明が不十分だったことから広く『カラオケ屋』さんとして認識されてしまったちょいカラサロンでしたが、60歳以上といえばフレイルを感じ始める年齢ですものね。
ご利用の動機は異なっても、集う。歌う。笑う。ということと、カラオケ喫茶のように歌うことを主目的にさえしなければフレイル予防に繋がることから、カラオケを主体とされるお店と異なる点について細かなご説明をさせていただかない方が良いと考えました。
オープンして3ヶ月近くなりますが、高齢者の方のネットワークに支えられて少しずつご利用下さる方が増えてきたのは嬉しいこと。
フレイルとは無関係の方に多くご利用をいただくことに運営者として戸惑いを感じることもありましたが、「やることがなくて一日中 暇!」「寂しくて仕方がない」「時間を潰すところを探している」という多くの声を知り、そうした方が集い、気軽にお喋りを楽しむことのできる場所。
公共施設とは異なるもう一つの居場所として存在することに意義を見出すことで雲散霧消 完全に迷いを消すことができました。
本日、新規の方によるご利用をいただきました!
カラオケは苦手ということでしたが、プライベートなことで深く悩まれていて、お喋りをする場所を探していらっしゃったところ、新聞の記事をご覧になられてお越しいただくことができましたが、ご自身が想像していたような空間であったと大変お喜びをいただくことができたことは嬉しいこと。
歌を歌わなくてはいけない!お喋りをしてはいけない!と言われたらどうしよう。と不安だったとのことですが、常連のお客様もサポートして下さり、楽しい時間をお過ごしいただくことができたことに加え、私たちが考えていたご利用をしていただくことができたこと、ご満足をいただくことができたことをとても嬉しく感じています。😊
と。ここで終われれば良かったのですが、常連のお客様から「料金設定が分かりづらいというクレームが出てるよ」とお聞きしましたので今日はそのお話をさせていただこうと思います。
1時間300円に加え、飲み物代を加算する方法は分かりづらい!
食事をしたらいくら。しなかったらいくら。というようにしてほしい。というこのご要望。
先日、複数名でご利用いただいた方ですが、ご利用時間ごとにご請求金額が異なったことで不正に請求をされているのでは。とお感じになられたよう、、、
2時間のご利用料金600円とお飲みもの200円で一度ご精算をいただきましたが、精算直後1時間の延長ということから事前にご説明をさせていただきお帰りの際、300円のご請求をさせていただきましたが、1500円を払ったと勘違いをされたことでちょいカラサロンの料金は複雑かつ、不親切だ!😡とのこと。
1.人は「得すること」よりも「損すること」を過大評価する
人間は、「得をすること」以上に「損をすること」を恐れる傾向がある。利益と損失が同額の場合、利益を得たときの喜びより損失を出したときの苦しみのほうが上回る。これを「損失回避性」と呼ぶ。
それでは利用者が減る!とご心配をいただき、常連の方がお話し下さいましたこの問題。
延長をされた方はこちらの方が初めてでしたのでママも私もその経緯と伝票の記載をしっかり覚えていたことで、その方の勘違いであることはすぐに分かりましたが、どうやらそれが思い込みになってしまったよう、、、
そんな誤解を受けるのは1時間ごとの料金設定に問題がある!というご指摘でしたが、
ちょいカラサロンの運営を行う中で分かったことは高齢者の方の金銭感覚は私たちが思う以上にシビアということ。
それだけに捉えやすい価格、その中でサービスの質を落とさないよう工夫をしていくことだと考えています。
「ここは300円で食事ができる!」と、他店と同じかそれ以下にするように!と画像を送ってこられる方、「あそこは食事をすると1700円もする!」「あそこは小さなおにぎりが一つでるだけ!」「だから行かなくなった」「あそこは客が減った」など、お金にまつわるお話をされる方が多いんですね。
高齢者の懐事情が現役世代と異なることは理解しているつもりでしたが、ここまで厳しいとは知らなかったこともあります。
高齢者の低栄養が問題視されていることもありますし、独り暮らしの高齢者の場合、食材を無駄にしてしまうこともあるほか、火災を引き起こすなどの問題を間近で体験したこともあって、何かお手伝いができないものか。ということを考えていたこともあって完全なマイナスにはなってしまいましたが、簡単なお食事のご提供をさせていただくよう改めるようしましたが、これは『1日1時間の健康効果』を実感していただくため。
ご利用時間に対する金額とメニューが増えることでご請求金額が異なることについて、複雑過ぎるから他店のようにフリータイムいくら。
食事をした場合いくら。と同じようにしてほしいというお申し出でしたが、病院へ行かなくてはいけないという方もいらっしゃいますし、空いた時間で利用したいという方にとってはフリー料金は不親切ですものね。
生活に余裕のある高齢者の方の場合、そんなことする必要なんてない!というお考えのようですが、支出を少なくしたいという方の方が多いことをご説明させていただきました。
「これで150円じゃ失血大サービスだよなぁ」と私たちの努力を労って下さる方が多いことをモチベーションとさせていただいているだけに信用をいただけなかったことは残念な思いと反省もありますが、
「その仕事をせずにはいられない」という意義を見いだしていることが、ギバーであることの重要な条件だということです。自分にとって意義があること、楽しめることを単純に追求している。こういう状態まで来れば、ギバーは他人に与えるだけではなく、自分自身にも与えていることになります。しかも、その意義を感じるときに他人と自分が一体化し、他者に対する共感が生まれる。全然、自分を犠牲にしていない。
株式会社日立製作所HP
デジタルシステム&サービス統括本部コミュニケーション戦略本部
GIVE&TAKE-その3
自己利益と他者利益。
そう思い直して明日から元気に頑張ります!
誠実な店舗運営でしたらお任せをいただきたいと思います。😊