「昼もビールはありますか?」
開店して間もない頃、そんな質問をいただいたことがあります。
昼営業をしているお店の中には、お酒を提供されているところもあります。
もちろん、それが悪いということではありません。
実際に楽しみにされている方も多いと思います。
ただ、ちょいカラサロンでは最初からアルコールの提供をしていません。
それには理由があります。
私たちは、ちょいカラサロンを「お酒を飲む場所」ではなく、「歌や会話を楽しむ場所」にしたかったからです。
歌が好きな人。
誰かと少し話したい人。
家にばかりいると気分が滅入るから外に出てみたい人。
定年後の楽しみを探している人。
そんな方が気軽に集まれる場所にしたいと思っていました。
人が集まる場所には、いろいろな出会いがあります。
それは素敵なことでもあります。
ただ長く店を続けていると、人と人との距離が近くなることで生まれる難しさも見えてきます。
昼営業をされているお店の中には、お酒を提供されているところもあります。
お酒が入ることで会話が弾み、楽しい時間になることもあるでしょう。
けれどその一方で、お酒が入ることで人間関係が複雑になったり、
常連さん同士の関係に気を遣う場面が増えたりすることもあります。
シニア世代の交流の場では、時には色恋の問題が生まれることもあります。
仲の良いグループができることもありますし、その反対に入りづらさを感じる方が出てくることもあります。
人が集まる以上、それ自体は特別なことではありません。
ただ私たちは、できるだけそうしたことを気にせず過ごせる場所を作りたいと思っていました。
初めて来る方も。
お一人で来られる方も。
女性の方も。
久しぶりに外へ出てみようと思った方も。
安心して参加できる場所です。
もちろん、
「お酒を飲みながら歌いたい」
という方もいらっしゃいます。
実際に、
「飲まないと歌えないんですよ(笑)」
とおっしゃる方も少なくありません。
それもまた、カラオケの楽しみ方のひとつだと思っています。
そんな方には、夜の営業で行っている「大人の夜カラオケ」をおすすめしています。
お酒を楽しみながら歌いたい方は、ぜひこちらをご利用ください。
だから昼のちょいカラサロンでは、アルコールの提供をしていません。
お茶やコーヒーを飲みながら、
好きな歌を歌ったり。
少しおしゃべりをしたり。
時には誰とも話さずに歌だけ歌って帰ったり。
そんな穏やかな時間を大切にしています。
人とのつながりは欲しい。
でも疲れる関係は求めていない。
そんな方は意外と多いように感じています。
無理に仲良くならなくてもいい。
無理に盛り上がらなくてもいい。
歌だけ歌って帰ってもいい。
少し話して帰ってもいい。
そんな気楽さを残しておきたいのです。
ちょいカラサロンは、カラオケが上手な人のための場所ではありません。
誰かと競う場所でもありません。
歌を楽しみたい人。
少し外へ出てみたい人。
誰かと同じ時間を過ごしたい人。
そんな方が安心して集まれる場所でありたいと思っています。
だから私たちは、昼の時間にアルコールをお出ししていません。
それは営業上のルールというよりも、ちょいカラサロンが大切にしている空気を守るためです。
これからも、その空気を大切にしていきたいと思っています。
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