開業・店舗運営
繁盛する飲食店は掃除を重要視している!その理由と清掃のポイントとは?
整理整頓ができない店、不衛生な店が抱えるリスクを考えていましょう。
まず直接的なものとして、食材の先入れ先出しや正しい温度管理での保管ができないことで食中毒の発生リスクが高まります。たとえば、冷蔵庫の中の整理整頓ができていなければ、冷風が全体に行き渡ることはありません。そのため冷凍冷蔵庫の温度表示は正しくても、場所によっては温度が高くなり、食中毒菌が繁殖することになります。
また、鍋などの厨房備品を正しく洗っていない、洗ったとしても不衛生な場所に保存されていると、思わぬ形で食中毒発生のリスクが高まります。中には、夜になるとネズミが大量発生しているのに、侵入経路を特定できないということがあります。ネズミの駆除は通路を防ぐことが必須。そのため、ものが乱雑に置かれた場所では侵入を防ぐことができません。
他にも、グリストラップの清掃が行き届いておらず、フタを開けたらゴキブリが大量発生しているというケースもよく見られます。こういう状況では、いつ食中毒が発生するとも限りません。