地獄でも、豪華なご馳走が並んでいるそうです。
けれど、お箸が三尺三寸もあるので、
自分の口へ運ぶことができません。
目の前にはご馳走があるのに、
誰も食べることができず、
苦しみ続けている…。
一方、天国も同じように、
同じご馳走と同じ長いお箸があります。
違うのは、
自分ではなく、向かいにいる人へ食べさせてあげること。
そうすると、
相手も自分に食べさせてくれて、
みんなが笑顔になれるというお話です。
初めてこの話を聞いた時は、
「なるほど」と思うだけでした。
でも、年齢を重ねるにつれて、
少し違う見方をするようになりました。
振り返ってみると、
誰かに支えてもらったり、
誰かを支えたりしながら暮らしてきたような気がします。
困った時に助けてもらったこと。
何気ない一言に救われたこと。
反対に、自分の何気ない言葉が、
誰かを笑顔にしたこと。
そんな小さな出来事は、
誰にでもあるのではないでしょうか。
三尺三寸箸のお話は、
天国と地獄の話というよりも、
人と人とのつながりの大切さを静かに教えてくれるお話のような気がします。
ふと周りを見渡してみると、
人の世でも、長いお箸を持っているような場面があるのかもしれません。
一人では届かないことも、
誰かと支え合うことで届くことがある。
私たちもそんな人でありたいと思います。😊
出張や観光で霧島に来られた方で、
静かに過ごせる場所を探している方は、こちらもご覧ください。

