バー営業を始めるに際して。 Ⅳ

今日、警察の方に現地調査・確認をしていただきましたが、特に問題になる部分もなく合格?することができました。

そのお話を書き残しておこうと思います。

現地調査は店内で営業する部分の面積を調べるほか、照度の確認などがされました。
私が算出した面積が正しいかどうかを確認されるのですが、営業部分とそうでない部分の解釈が異なっていたことや、測り方の違いなどから若干の誤差はありましたが許容範囲とのことでホッとしました。

照度については先日、壁を立てていただいたた際、電球を60Wから20Wに変更しましたので、照度不足の指摘を心配しましたが、目視でも十分な光量があるとのことから照度計を用いた計測はされることはありませんでした。😊
※あくまでも目安ということですが、店内の明るさは映画館程度の明るさより明るいこととされているようです。
ちづるは明るくしていて良かったです。

営業床面積の確認作業は1時間ほどかかりましたが、担当の方が不思議がられていたのは『カウンターの開放』でした。😅

風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律等の解釈運用基準について(通達)
/8ページ 3 接待の判断基準 (1) 談笑・お酌等
では『特定少数の客の近くにはべり、継続して、談笑の相手となったり、酒等の飲食物を提供したりする行為は接待に当たる。
これに対して、お酌をしたり水割りを作るが速やかにその場を立ち去る行為、客の後方で待機し、又はカウンター内で単に客の注文に応じて酒類等を提供するだけの行為及びこれらに付随して社交儀礼上の挨拶を交わしたり、若干の世間話をしたりする程度の行為は、接待に当たらない。』

このように解釈されていることから、私たちはボックス席に控えて給仕に徹することで接待に当たる行為を避けたいと考えました。
現場を見た担当の方から『ここへお客さんが来て話すということにはなりませんか』とご質問をいただきましたが、
千鶴の営業時間は私たちスタッフはちづる(スナック)の後片付けをしながら必要に応じて最低限の給仕を行う考えのほか、カウンター席は中と外で12名~15名程度が利用できるようになっていますが、実際の利用者数は過去の実績からこれを下回っていること(今後においても急速な増加は考えられないこと)、既存のお客様をメインとして、新規のご利用があった場合でもそれを超えることは殆どないと考えていることを説明させていただくことでご理解をいただくことができました。
※ただし、年末・年始のほか、夏祭り等大きなイベントが開催される時期はこの限りでないことをご説明させていただきました。

担当の方の判断は上記のほか、カウンター内の広さ(奥行)が広いことなどから、営業範囲としての届け出について、私たちの考え方をご理解いただくことができました。
※カウンター内の奥行が従業員が行き来できる程度の最小限のものだった場合、営業範囲の判断は難しいとのことでした。

次に現在のスタッフがちづる(スナック)閉店後、深夜営業を行う上で従前の業務(接待)に従事することは接待行為に当たることから違法行為となる訳ですが、スタッフが退店の後、個人的に千鶴を利用しようとする場合の判断について書かせていただきます。

結論は『特に問題はない』とのことでしたが、千鶴を利用するお客様の滞在スペース(カウンター席)において、
お客様と談笑、デュエットなど接待行為については警察の立ち入り調査の際、相当グレーな判断をされるとのことで、
その場合については、画像右側のボックス席を利用し、千鶴のお客様と談笑する等、接待行為と誤認されないような配慮が必要とのことでした。

次に利用料金のことについて確認をさせていただきましたので、それについてお話をさせていただきます。

前回も書かせていただきましたが、深夜帯の営業は色々なリスクを抱える恐れがありますから、
主に既存のお客様へご利用いただくことを考えていますが、私たちはもちろん、スタッフの個人利用においても接待行為は大きなリスクとなることからボックス席を利用することになりますが、『それじゃ男性だけでカウンターで過ごさなくてはいけないのか』と思われると思うのです。

いくら余韻と言っても、そのような余韻ではお客様も楽しいと感じられないでしょうし、
私たちも望むものではありませんので、千鶴の営業を開始する日より、女性のご利用についてはちづる(スナック)、千鶴(深夜営業)共にご利用料金の見直しをさせていただくことを考えているところ。😊

ですが、これについても難しいものがありますのでお話を続けさせていただきますね。

上記リンクにも書かせていただいていますが、千鶴を営業することでちづるの雰囲気を壊してしまうようなことはしたくないという強い思いが私たちの中にあるということ。

そんなに心配しなくても。という声が聞こえてきそうですが、これまでお客様がご覧いただいてきたちづるは楽しい夜のちづるなんですね。

楽しくない夜もちづるにあったことは事実。

今はリンクの通り、良いお客様にお支えをいただいていますが、このような表現はいけませんが、
そうでない方のご利用があったことは本当のこと。

ですのでより慎重に考えがちなのかも知れませんが『楽しい夜』を考えるうえで運営側の姿勢というのはお客様がお考えになる以上に厳しくなくてはそれを成立させることはとても困難なことだと経験上、思うのです。

と、もう少し書いておこうと思いましたが、文章量が多めですので今日はここまで。
ありがとうございます。 今日も一歩前進させることができました。



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