「らしさ」が思い出になる前に。

それほど。
それほどこそが美しくて誇れる花火だったんですけれどね。

7年経って、かなりの規模になった訳ですが…

素朴でね。
手作り感いっぱいの温かさは消えてしまって、
全国どこでも見ることができるものになってしまったことは、
ちょっぴり残念…

仕方のないこと。

地元の方、
主催者の方の気持ちも分かるのですが、
「らしさ」が薄れていってしまうような気がするんですね。

あの時、食べたコッペパンのことは、
今でも思い出すほど、私の中では素敵な時間で、
それと花火大会は似ているように感じるのです。

あの頃の霧島には”らしさ”が残っていて、
それは、私の中で「忘れてはいけないもの。」のような気がしていて、
でも、時間と共に変化していかなくてはいけない。って分かってはいるんですけれどね。

それが少しずつ消えていく…

日本全国どこでも起きていることだと思いますが、
らしさが少しずつ薄れて、いつか思い出になったとき。

あの頃は良かった。

そう言いたい訳ではないんですけれどね…

それでも。
あの頃にしかなかった空気は、
確かにあったんですよね。

それもまた、時代ということなのでしょうし、
前の世代の方々もそれを感じていたのかも…
そんなことを思うのです。

らしさが少しずつ薄れて、いつか思い出になったとき。
私たちは何を思い、どう感じるのでしょう…

ちづるもまた、
「らしさ」が思い出になってしまわないような。
そんなお店でありたいと思うのでした。

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