孤食のことは私たちも心配をしていることで栄養面ということもありますが、精神的なことを思うんですね。
社会的孤立というのは、社会的に他者との関係性がほぼない状態です。ただし、社会的孤立には感情との関連がありません。社会的に孤立はしているけれど、好んで一人でいる、そしてその状態に満足していて孤独感がないという場合も十分あり得ます。
高齢男性の引きこもり。「社会的孤立」と「孤独感」は別だった【医師の解説】
孤独感を感じていなかったとしても孤食を避けた方が良いと思うのは、孤食が多い方は鬱傾向が多い。 コミュニケーション不全や社会性・協調性欠如の問題という指摘もあるなど、知らず知らずのうちにストレスを溜め込んでしまうもの。
独りの食事に慣れている方にとっては孤独を感じられることはないと思いますが、身体はストレスを感じるようで不定愁訴を引き起こす原因にもなり兼ねませんしね。
周囲に気を遣うことなく好きな物を自由に食べることができるというメリットはあっても偏食気味になるでしょうし、反面、健康面において問題も多いと言われていますものね。
コミュニケーション能力ということもそうですが、気が乗らなくても加齢とともに共食の機会を増やすことが大切だと思うのです。
内向的というか、消極的というか。
そんな私でしたが長年ママと「同じ釜の飯」を共にしてきたことで今のお仕事をすることができるようになりましたし、PTSDから救ってくれたのも同じ釜の飯のおかげによるもの。
信頼できる仲間と共に食事をすることは楽しいことはもちろん、リラックスできますしね。
お互いの絆が深まることは心の平穏・安定に繋がりますし、何があっても大丈夫!という安心感は気持ちに余裕も生まれてよいことばかり!😊
時間はかかりますが同じ釜の飯を共にすることは双方にとって『なくてはならない存在』として思えるようになるのは不思議なこと。
食事の用意をしてくれる。ということなどではなくて、絆が深まることで家族と同じように思うことができる存在という意味ですが、ちょいカラサロンを通してそうした関係が生まれることを願っています。
最近の研究からは、誰かと一緒に食事をすることでもオキシトシンの量が増える傾向があることがわかったそうです。
つまり、特別なスキンシップがなくても、仲間と食べ物を分かち合うことでオキシトシンがもたらす効果を得られるといいます。
「同じ釜の飯を食うと絆が深まる」は本当だった!?
さて、このオキシトシン。
社会行動に障害がある自閉症スペクトラムの患者さんにオキシトシンを投与したところ、前頭前野の活動が増加して症状の改善が見られたという報告も話題を呼びました。
さらに、オキシトシンは、前頭前野、海馬、扁桃体などに働きかけるホルモンとして、例えば、うつ病に関わりの深い海馬の神経細胞の新生を促進させることによって、うつ病を改善する可能性があることも明らかになりつつあります。
抗ストレス作用や社会行動に関与する「オキシトシン」
うつ病の改善にも役立つとのことで共食の重要性をお分かりいただけたことと思いますが、ちょいカラサロンでは共食の効果を考え、スタッフは正午から1時までお昼休憩をいただこうかなと考えているところ。
ランチタイムになりますのでみなさんもお食事をされると思いますが、必要な給仕はもちろんさせていただきますが、みなさんがお食事をされているお仲間に入れていただいて楽しい時間を過ごさせていただければと思っています。