独り言 Ⅲ


過去を振り返るとき、オープン当初のままお店の運営をしていれば、そんなに苦労することもなかったのに。と思いつつ、利益だけでは続けられないことってあると思うのです。

それはプライドということもあるのかも知れませんが、それとは違う感情なのかも。
『スナックは疑似恋愛の場だから』という経営者もいらっしゃいましたが、これに対する強い反発、抵抗だったように思うのです。

お客様がそのお店のママやスタッフに憧れ以上の感情を抱くことはあると思いますが、店側が積極的にそれらを用いて利益を得ようとすることは社交飲食店とは名ばかりの準性風俗営業的営業では言い過ぎでしょうか。
好意を逆手に取るような印象を強く感じるんですね。

興味のない相手に対して興味があるような素振りを用いて利益を得るという理解ですが、それが通用するのは夜の世界ならではのことですものね。

それはお店それぞれの考え方でしょうが、私たちの考える良い夜とは大きくかけ離れていますし、何より私たちは美の対象にもあたりませんしね。
なので、僻みのような感情なのかも知れませんね。😅

値上げをさせていただいたことで風俗営業店と勘違いされる方とお別れできたことは良かったこと。

動画は飲めない女の子に代わってお酒を飲み続ける様子が写っていますが、触られ役というのでしょうか。
そのようなスタッフもこの世界にはいるようで、それではあまりにもスタッフが気の毒というか、惨めすぎると思うのです。

ちなみにですが、このような思いをさせていたお店がコロナを乗り越えることが難しかったことを思うと、売上ということでは良かったのかも知れませんが、お店の存続ということから考えたとき、色恋を売り物にすることはお店の存続ということでは良い選択ではないことが分かりますね。

さて、お客様のお陰で少しずつ明るい兆しが見え始めてきたちょうどその頃、鹿児島県内でもコロナ騒動が始まりましたが、何をどう工夫してみても動かせないんですね。

乏しい知恵を振り絞って色々と企画、ご案内をさせていただきましたが、当時の状況では街にお越しいただくことは困難な状況ということもあり、どれも惨敗。😭

ですが、ご案内をさせていただいたキャンペーンとは別にご利用下さるお客様は数名いらっしゃいましたが、どなたも『よか晩じゃあ!』『楽しかったぁ!』と仰っていただけたことで、価格ではなく価値の大切さをお勉強させていただくことが出来ました。

オープン当初からすれば何倍もの料金になってしまった訳ですけれど、お客様のご満足度の高さはそれまでとは比較にならないほどで、ご利用形態もカラオケが主体ではなく、会話を求められる方が多くなってきたのもこの時期。

長い間、進むべき方向への道筋が分からず、状況に合わせて都度、方向を変えてきた私たちですが、価値観を共有して下さるお客様はこのような方々であると明確にできたことで、さらに良い時間のご提供をさせていただくために何が必要かという道筋が見えたことももコロナの影響によるものでした。😊

その他、休業に係る協力金や各種補助金もありましたが、これに頼ることがなかったというのか、頼れなかったことは当時は苦し過ぎて大変でしたが、これも良かったこと。

資金ショートという問題と常に隣り合わせであったことで、ご利用下さるお客様への感謝の気持ちはもちろんですが、
ご恩返しとでもいうのでしょうか。
「コロナが終わって良かったね!」だけで済ませてはいけないと思うのです。

より良いサービス・時間の提供をさせていただこうという思いに至ったこともコロナのおかげ。

ということで3回目はここまで。😊
5月8日以降、少しでも上向いてくると思っていた夜の国分ですが、社交飲食店のご利用はまだまだという感じ。
廃業を検討されているお店や業態の変更をされるお店もあるとのことで、そのような状況の中、ご利用下さるお客様には深く感謝申し上げます。

次回は最近のちづるの様子を書かせていただこうと思います。

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