高級は、どれだけの人が知っているものか、いかに値段が高いことに価値がある。
上質は、価格に捉われず、”自分自身が心豊かな気分になることに価値がある。
時間に制限なくお過ごしをいただいて、焼酎飲み放題・カラオケも歌い放題!
ご利用料金は2500円から1円でも多くいただかないように!と決めてスタートした千鶴。
キャッシュポイントのない完全な薄利多売というスタイルは経営ド素人の私たちが考えるあまりにも無謀なスタートでしたが、おかげ様で数年間はお客様のご利用が絶えることのなかった毎日。
閑古鳥の大群が毎日押し寄せる現在のちづるとは大違い。😅
その後、価格の見直しと共にお客様は激減。
コロナのこともありましたし、アフターコロナだ!と思えば物価高。
閑古鳥の大群はさらに居心地が良くなったのでしょう。
塒に決めたようで、『どうすればお客が来るんだろう』とご利用下さるお客様に頭をお捻りいただくほど、、、
経営を学んだこともありませんし、夜のお仕事の経験も初めてのことですので、行き当たりばったりとでもいうのでしょうか、
その時の状況に応じて少しずつ現在のスタイルになったわけですが、開業から8年が過ぎて思うことは、
オープン時の価格設定のまま続けることが出来ていたんだろうか。ということで、体力的にもかなり衰えを感じるようになった今、そんなことを思うんですね。
完全に閑古鳥の塒にされてしまっては困りますけれど、細々とでも良いのでお店を継続させることができれば幸せ。とそんなことを思っています。
さて、冒頭のリンク『高級と上質の定義とは?』ですが、
単に価格だけを上げるだけではいけないと考えていて、毎朝行うミーティングでは価格よりも価値を先行させること。をベースとして、どうすればさらにお客様へ価値のご提供ができるか。ということを話し合っています。
こちらにある通り、サービスの拡充は2022年6月25日付、ちづるのファンクラブから始めましたが、
これはコロナ禍の厳しい状況の中、お支えを下さいましたお客様へ向けてリリースさせていただきましたことは以前、書かせていただきましたが、集客を主な目的としたものでないことはコロナの分類変更がされる1年ほど前のご案内ということからもお分かりをいただけると思います。
休業にかかる補償や補助金等は給付金バブルなどと報じられましたが、
当時、社交飲食店は完全に狙い撃ちのような状況でしたので、営業をしていても来店ゼロという日が続いていましたのでバブルどころか、会計は常に瀕死の状態。
休業に係る協力金はコロナ以前の営業利益を考えても貰い過ぎじゃないか!の意見も多くあったようですが、
『接待を行う飲食店でクラスターが、、、』の報道による影響はあまりにも大きくて、そういった意味も含めての補償と考え、受け取らせていただきましたが、これまでの人生でこれほどお金に苦しんだ経験はありませんでしたので、もう毎日が怖くて、怖くて。
そのような状況ではありましたけれど、『負けるなよ!』と心から応援を下さいましたお客様へ何かご恩返しをさせていただくことはできないだろうか。 ママのポツンと言った一言から、お値引きをすることができない状況の中、色々考え、『私たちの時間だったらどれだけでも出来るよね!』という話になり、ちづるのファンクラブをスタートさせていただきました。😊
当時は酒問屋さんも厳しい状況でしたしね。
ちづるは給付金や補償金で助けていただく。 営業することで業者さんへは少しばかりですが注文をすることができる。 お客様にはお喜びをいただける!ということで、三方よしだね!
ファンクラブはお客様にお喜びをいただくことができたことから、じゃあ次は何にしよう。と。
これはママがいつも話してくれるのですが、動機がどこか。ということなんですね。
私たち自身が得になるようではいけなくて。って、それをしないことから今日でも苦しい状況が続いている訳ですが、それでも死んでしまうこともなくて、それを思うと、動機は私たちの得から始まるものではいけないと、私たちはこれを共有するようにしています。
長くなり過ぎましたので、続きは次回ということで。