無駄の排除と喜んで無理を受容すること

 茶柱が立っているお茶を客人に出したら失礼? 

通常、品質の良い一番茶の茶葉は純粋に葉っぱの部分のみが摘まれて製品にされますが、当然値段も高価になります。そして安価な二番茶の茶葉の多くには、茶柱の元となる茎が含まれているのです。
 
つまり茶柱が立っているお茶を出すということは、このお茶は安物ですよと言っているのに等しいことなのです。

安物が失礼にあたるとは思いません。
大切なことはその人のできる精一杯のおもてなしをしようという心があるか、ないかということだと思うのです。

ですので金銭的に余裕のある方が高級品を揃えてお客様にお茶をお出しする場合、
お茶はもちろん、茶器も立派なものになると思いますし、茶葉とその淹れ方、作法なども相応のものになると思いますが、その前に大切なことは『美味しくお召し上がりいただきたい』という気持ち!というのは負け犬の遠吠え的独り言。😅

金銭的に余裕があっても大変下品という人方もいらっしゃるでしょうし、粗末な暮らしをしていたとしても相手を思い遣る気持ちに溢れた人の淹れる二番茶の方が美味しく感じられるかも知れません。

三成の三献茶のお話はあまりにも有名ですよね。

と、今日もまたおかしなお話を書かせていただいていますが、二番茶以下の私たちですから、高級品を揃えてお客様をお迎えさせていただくことはできません。😭

ですが、今できる最善は尽くそうね。というお話は直接店舗運営を行う者同士、これを共有できるようミーティングを行っていますが、それでも時間の経過と状況の変化から少しずつ歪が生じることもあって、歪を少なくさせようと常に話し合うことをしています。

しています!は良いのですが、貧乏なお店にできることはうんと少なくて、
何かないか。 何かないか。と時間は過ぎるばかりでしたが、形としてご覧いただくことはできませんが、
手間暇を惜しまないことでしたら費用という面では関係ありませんものね。

これまでどのようにお店を運営してきたかということを散々話し合って出たのが『手間暇を惜しまない』ということ。

これは私たち自身の時間を削ることになりますが、この歳ですしね。
どこか旅行へ行きたいとか、美味しいものを食べたり、素敵なお洋服を着てみたいとか。
もうそんな年齢ではありませんものね。😅

『お腹ペコペコの状態でそれを続けることができたのは、ヒントを与えて下さったお客様によるもの。』と5月に書かせていただきましたが、それをもう少し加速させていこうと考えています。

ただ、この中には無駄と思われることも出てくる訳ですが、
車のハンドルではありませんが、遊びの部分とでも言うのでしょうか。

無駄だから。 そんなことをするくらいなら。ということもあると思いますが、この無駄は私たちで吸収すれば良いことだと思うのです。

ですので、私たちの時間と費用を削っても心が動かないことを『無駄』と考えるようにしています。

たとえば。

良くご利用下さるお客様へ専用のグラス、カップ等のご用意をさせていただくようにしていますが、
オンラインショップを利用すれば簡単に手に入れることはできますが、風合い等はモニターでは分かりませんものね。

ですので実際に手に取って見ること、感じることでお選びをさせていただくことだと思いますが、
これには移動にかかる時間も経費もかかる訳で、これを無駄!と考えないようにしています。
ママは性格的なことから考えることもなく行動することができますので私はお勉強の途中。😅

確かにお渡しをさせていただく際、『実店舗で選んだんですよ』と言えば足りる訳ですが、
手間暇をかけたか否かはお付き合いをさせていただく中で簡単に見透かされてしまうでしょうし、
ニセモノの心は本物には叶わないとも思うのです。

本物の心というのは私たちが備えているということではありません。
これからそれを備えて行きたいという意味ですが、ですのである人には無駄!と感じられても私たちにはにとても大切なことということなんですね。

その他、『こんな酒 置いておいても誰も飲まないよ!』というご指摘をいただくこともありますが、
他県からお越しのお客様への選択肢のひとつ。 サービスということも考えますと、これも無駄と切り捨てる訳にはいかないんですね。

販売のため。ということもありますけれど、深夜営業では飲み放題にさせていただいているお酒ということもありますし、イベントで使用することもありますしね。


ですので店内における無駄を少なくさせるようしていますが、それを都度 点検をしてより良いサービスのご提供に努めるようにしています。

こちらがその一つですが、キープいただいたお酒はなるべく長期間保管をするようにしていますが、
それでも相当期間を過ぎたボトルはこのようにさせていただくなどしています。

その他、リンクページを作成するにあたって再度、サービスの見直しもしましたが、
この中で無駄というか、可能性の低いと思われるものは『損害賠償保険の加入』くらいですが、
駅弁を販売する会社が起こした食中毒事件などもありますしね。

調理は主にママが責任をもって担当をしていますし、私も店舗運営に関わる立場ということもありますので、
その可能性を低くする努力を常にしてきましたので大丈夫だとは思いますが、万が一の為ということで二つの保険に加入しています。(あんしんフード君(2023.04.1)につきましては満期と共に契約を終える予定)

ぼんやりしているようお客様に映る私たちがいけないのですが、このようなお話をさせていただくのはあまり良くないとも考えています。

世間を騒がせましたね。

一流と呼ばれる歴史あるお店でこんなことがあるのか!と大変な騒動になりましたので記憶にある方も多いと思います。

当時はウェヴもそれほど浸透していませんでしたし、閉鎖された世界ということもありますしね。
情報の開示ということではペーパーを使うなどして対応すれば良かったとも思いますが、イメージということもあったのでしょう。

結果、それらが不正の常態化を招いたと思うと、こうしたお話もさせていただかなくてはいけないとも思うのです。

また、こうして皆さんにご覧をいただくことで不正はもちろんのこと、ご利用をいただきましたお客様に違うじゃないか!とのご指摘をいただくことのないように努めなくてはいけないという緊張感も生まれますしね。

もちろん、自身の首を絞めるような運営はしていませんが、これらのことも含めましてサイトの運営をさせていただいてございます。

ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。🙇‍♀️

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