霧島市国分で静かに過ごせるスナックバーちづるです。
先日お越しくださいましたお客様のお話です。
お酒を召し上がられると、いつもとっても上機嫌。😊
冗談を交えながら「うちに飯を作りに来てくれよ!」とスタッフに話される元気な声が店内に響いていました。
数年前に奥様に先立たれてからはお仕事と家事を頑張ってこられた方。
ただ、年齢的なこともあり、その両立が少しずつ大変になってきているご様子でした。
暑さもあり「毎日そうめんばかりだよ!」と笑いながら話されていましたが、以前よりも少しお疲れの様子。
痩せたというよりもやつれたように見えたのが気がかりでした。
一人暮らしということもあり、折を見てお弁当をお届けしながらお元気にされているか様子を見に行っていました。
お住まいの地域にはスーパーもなく、お料理はできてもお仕事の後の調理は大変です。
それは私たちも同じですから、よく分かります。
ちづるではコロナ禍の頃、休業に係る給付の対象にならなかった個人の方に向けて、お弁当をお届けしていた時期がありました。
その頃にお弁当をお届けしていたのが彼でしたが、そこは九州男児。
最初は「一人暮らしだから可哀そうだと思ってるんだろう!」と強い抵抗を示されていました。
けれど、毎日お届けする中で私たちの気持ちが少しずつ伝わったのか、やがて笑顔で迎えてくださるようになりました。
その後、世の中も少しずつ元に戻り、私たちも深夜営業を始めたことで時間の余裕がなくなり、お弁当のお届けは難しくなっていきました。
そんな中での久しぶりのご来店。そして自虐混じりのお話。

コロナ禍の頃、「がんばれよ」「決して安売りをするなよ」と、いつも励ましてくださっていた方です。
不安な日々を支えてくださった存在でもありました。
ママの「〇〇さんのところにお弁当を届けに行こうか」の一言で、再びお弁当づくりを始めることにしました。😊
久しぶりにお届けすると「こんな遠いところまで」と少し照れくさそうな表情。
それが彼なりの精一杯の感謝の気持ちでした。
毎日お届けすることは難しいため、冷凍してお好きな時に召し上がっていただけるようお惣菜をいくつかご用意することに。
彼の大好きなカレーをタッパーに入れてお届けすると「しかしお前たちはよくやるな」と、涙を浮かべながらの笑顔。😊
もうかなりのご高齢で月に一度来られるかどうかという状況ですが、お店としての損得ではなく、理屈でもないと思うのです。
困ったときはお互い様。
これはママのいつもの言葉です。
あの苦しい時期に精一杯応援してくださった方。
それを忘れてしまうのは少し寂しいことのように思います。
2時間弱のドライブのお話でした。
静かに過ごしたい方、お待ちしています。

