楽しみで眠れなかった、大人の遠足
昨日、12回目の大人の遠足に出かけたのですが、
参加された方の一人が、遠足が楽しみで前の晩は興奮して眠れなかったよ、と話してくださいました。
それを聞いて、
移動の途中で眠くなってしまうのではないかと思っていたのですが、
そんな心配は全く必要ありませんでした。
車の中でもずっと元気におしゃべりをして、みんなで大笑い。🤣
目的地でも楽しそうに過ごされていて、
目的地に着く前から、すでに遠足は始まっていたんだと嬉しくなったと同時に、
何十年も前の学生時代の修学旅行を思い出しました。
みんなが泣いた、修学旅行の思い出
学生時代の修学旅行でのことですが、
私たちのクラスを担当してくださった観光バスのガイドさんが、とても良い方でした。
旅行中は本当に楽しくて、
最終日、ガイドさんとのお別れのときには、クラスのみんなが泣いてしまうほどでした。
修学旅行から帰った後も、ガイドさんと文通を続けていたお友達もいて、
楽しい修学旅行だったと思っていたのですが、
他のクラスの生徒たちは、修学旅行はつまらなかったと話していました。
行き先も日程も全く同じなのに、
私たちのクラスにとっては忘れられないほど楽しい旅行だったのですが、
他のクラスではそうではなかったようです。
その違いがすべてガイドさんによるものだったとは思いませんが、
この時、初めて「どこへ行くかよりも、誰と行くか」ということの大切さ感じました。
誰とどんな時間を過ごすかによって、
同じ旅行でも思い出は大きく変わってしまうんですものね。
大切なことですね。
行き先は忘れても、楽しかったことは忘れない
思い出に残る修学旅行から、もう何十年もたちましたので、
どこで何を見たのか、食べたのか…
今となっては、ぼんやりとしか覚えていないのですが、
楽しかったという思い出だけは、今でも鮮明に残っています。
ガイドさんとのお別れが寂しかったことも、
みんなで泣いたことも覚えているというのは、不思議なものですよね。
旅行の細かな出来事は忘れてしまっても、
そのときの気持ちだけは何十年もたった今でもしっかり残っているんですものね。
社会人になってからも、色々なところへ出かけてみましたが、
いつまでも記憶に残るのは、観光地の名前や食事の内容だけではなくて、
誰と笑い、
誰と楽しい時間を過ごしたのか。
そんなことが、何十年もたってから思い出す旅の姿なのかも。
そんなことを思うのです。😊
旅の楽しさは、帰ってきてからもずっと続く
一人旅には一人旅の良さがあると思います。
自分の好きな場所へ行き、自分のペースで過ごすことも素敵な旅の形だと思うのですが、
私は一人旅だと少し寂しい気がするんですね。
歳を重ねて行くと、余計にそう感じてしまうように思うのです。
きれいな景色を見てもそうですし、おいしいものを食べてもそう。
面白い発見があったとき、隣に誰かがいれば、
楽しさや感動をその場で共有することができますし、
もっと大切だと思うのは、帰ってきてから。
「あのときは楽しかったね」なんて、
一緒に出かけた人と何度でも旅を振り返ることができるんですものね。
そう思うと、
旅って、その日だけのものではなくて、
ずっとずっと持っていられる素敵な思い出だと思うのです。
自分から楽しもうとしなければ、もったいない!
もう一つ、大切だと思っていることは、
参加する人自身も、その時間を楽しもうとすることで楽しさは倍増すると思うのです。
どんなに素晴らしい場所へ行ってみたところで、
待っていだけでは参加することで生まれる楽しさにはなかなか出会えないと思うのです。
スポーツでも、観戦する楽しさはありますけれど、
下手であっても自分で参加してみると、観戦している時とは違った面白さがありますものね。
失敗したって、うまくできなかったとしても、
一緒に汗を流して笑えれば、それだけでも楽しい思い出になるというもの。
長い間、ママと一緒に過ごしてきた私、
ママと話し、笑い合う時間の楽しさ大切さを感じています。
車の中で話をして笑い合う。
ママの話を聞いてまた笑う。
おしゃべりなんて得意でなくても、
旅先で発見することって、たくさんありますものね。
そう思うと、参加の仕方はいろいろあると思うのです。
大切なことは、
自分もその時間に積極的に加わってしまうことだと思うと、
楽しさって、
誰かから与えられるだけのものではなくて、
自分たちで一緒につくっていく方が、いつまでも良い思い出として心に残ると思うのです。
あの修学旅行でも、
ガイドさんが一方的に私たちを楽しませてくれていたわけではなかったと思うのです。
ガイドさんのお話にクラス全員で積極的に参加したことで、
一緒に楽しい時間を過ごし、いつまでも忘れることのできない思い出をつくることができたと思うのです。
人付き合いも、食べ物と同じ
人見知りの方もいれば、一人で過ごすことが好きという方もいらっしゃいますが、
最初から「知らない人は苦手」「人付き合いは面倒」と決めてしまっては、もったいない気がするのです。
人付き合いって、食べ物と似ていると私は思っていて、
「あれは嫌い」「これは苦手」
そう言って、好きなものばかり食べていたら、
栄養が偏ってしまいますものね。
気の合う人とだけ過ごしていれば、確かに気は楽だとは思いますが、
それだけでは、自分とは違う考え方や経験を持つ人と出会う機会が少なくなってしまいますものね…
食わず嫌いという言葉がありますが、食べてみたら、案外おいしかった。
そんな経験のある方も多いと思いますが、
それは、人間関係でも同じことのように思うのです。
初めは話しにくかった相手でも、何度か顔を合わせるうちに印象が変わることはありますし、
思いがけない共通点が見つかることだってありますものね。
人との付き合いを最初から諦めてしまえば、
関係が変わっていく楽しさに出会えないと思うのです。
もちろん、
無理をしてまで誰とでも仲良くする必要はないと思いますが、
それでも少しだけ関わってみる。
そんな小さな一歩から、思いがけないお付き合いが始まることもあると思うのです。
知らない同士だった二人が
昨日の大人の遠足に参加されたお二人は、もともと知らない同士でしたが、
2回目の遠足では二人でよくおしゃべりをされていました。
最初から親しい間柄だったわけではなく、同じものを見て同じ時間を過ごしたことで、
少しずつ会話が増えていったように思います。
ママも私もその様子を見ていて、安心したというか、
車の中はずっと賑やかで、とても嬉しくなりました。
気の合う人と出かければ、気楽なのでしょうけれど、
その気の合う人だって、最初は初対面だったんですものね。
食わず嫌いで栄養が偏るようなことはやめて、
食べてみることで、その美味しさを知るとでもいうのでしょうか。
大人の遠足には、そんな楽しさもあるのだと思います。
私たちも同行しています
とはいえ、知らない人同士が、
いきなり仲良くなれるわけではありませんものね。
何を話したらいいのか分からないこともあるでしょうし、
初対面では緊張される方もいらっしゃると思いますが、
大人の遠足には、私たちも同行させていただいています。
目的地まで送り届けるためだけではなくて、
会話のきっかけをつくったり、話をつないだり、ときには一緒に笑ったり。
ちづるでも同じことをしていますが、
知らない方同士でも、無理なく同じ時間を楽しんでいただけたら嬉しいと思っています。
ただ、そのためには、
参加される方にも少しだけ協力していただきたいのです。
私たちがすべてを用意して、楽しむだけの遠足よりも、
また違った楽しさをお感じいただけると思うのです。
みんなで一緒に楽しむ企画。
お互いに少しずつ気を配りながら、
何度か顔を合わせるうちに参加者同士の関係が少しずつ変わっていく。
昨日のお二人の姿を見て、
私たちが同行する意味はそこにあるのだと改めて感じました。
子どもの頃に聞いた歌
ちづるでのお仕事を通して思うのは、
昔、NHKで親しんだ『みんななかよし』という歌です。
「ひとりぼっちは つまらない」
子どもの頃は、何気なく聞いていた歌なんですけれどね。
でも、何十年もたった今、
改めて考えてみると、なかなか意味のある言葉だと思うのです。
もちろん、一人の時間も大切だとは思うのですが、
誰かと一緒に笑う楽しさや、知らなかった人と少しずつ親しくなっていく楽しさって、
大人になるにつれて薄れていくとでもいうのでしょうか。
こうした楽しさは、
自分から少し関わってみなければ、なかなか生まれないものですものね。
『咳をしても一人』という句がありますけれど、
旅をしても一人では、やっぱり寂しいと思うのです。
何十年か後にも、楽しかったと思えるように
学生時代の修学旅行では、
お別れの際、みんなが泣いてしまうほどガイドさんが楽しい時間をつくってくれて、
何十年もたった今でも、あの修学旅行は楽しかったと思い出すことができるのです。
あの頃、私は楽しい時間をつくってもらう側でしたが、
今はママと一緒に大人の遠足を企画する側になっています。
もちろん、
私たちがあのガイドさんのようにできているかどうかは分かりませんが、
参加された方が、前の晩に眠れないほど楽しみにしてくださっていて、
車の中でも、目的地でも楽しそうに過ごしてくださる。
知らない同士だった方々が、少しずつ言葉を交わすようになる。
そうした姿を見ると、
大人の遠足を続けてきて良かったと思うのです。😊
有名な観光地へ行くこともそうですし、
豪華な食事をすることも旅の楽しみの一つだとは思うのですが、
それだけではないと、私たちは思うのです。
誰と行くか。誰と笑うか。
帰ってきてから、誰とその思い出を語り合えるか。
昨日の遠足も何年か後には、行き先や食事の内容を忘れてしまうかもしれませんが、
「あの遠足は楽しかったね」って、
何十年も前の修学旅行を今でも楽しかったと思い出すように、
そんな記憶が残ってくれることを願っています。
大人の遠足も、参加された方の心に長く残る一日になってくれたらと思っています。
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