若い頃から人気のあったママ。
美人でいて、
それなのに、それを鼻にかけないところもそうですし、
気取ることもなければ、裏表もなくて、温かい。
彼女のことを良く知る人は、
サザエさんのような人。なんて言うんですけれどね。😅
初めて彼女を見た人は、冷たそうとか、
虐めそう、そんなことを言う人もいますが、
それでも、その嫌なイメージが良かったのでしょう。
ママのことを知れば知るほど、
初めに感じた印象と違っていることに、惹かれるのだと思います。
この大きなギャップと、飾り気のない彼女に惹かれる人が多かったように思います。
ハッキリ言うところが苦手という人もいたとは思いますが、
お利口ちゃんで生きることに疑問を感じなかった私にはとても新鮮で、
初めて会った時はとても驚きましたし、そんなことまで言ってしまっていいの?って、
今思うと、
異国の人に出会ったかのような、そんな驚きとでもいうのでしょうか。
仕事もテキパキ何でもできますし、
思ったことはちゃんと伝えることも出来ますしね。
美人なのに、それを一切使おうとしないというか、
彼女の言葉は「女性の武器は使ってはダメ」だったと思います。
そんなことをよく話していたのが印象的で、
お料理が上手なこともびっくりしたこと…
彼女との出会いは、30年以上前のことですが、
それまで見たこともなければ、会ったことのない魅力的な人というのが、私の第一印象。
今はお互いに歳をとって、
こんなおばあさんなんて誰も相手にしてくれない。なんて笑っていますが、
今朝も書いたように、これまで本当に色々なことがありました。
ありました。って、
全部、私が波風を立てまくっていたわけですが、
手を放すことなく、よくお付き合いしてくれたなぁ、ってつくづく思うのです。
彼女に惹かれたということもありますが、
素直すぎるところがあって、とにかく危ういのです。
それを見ていられなかったということもあります。
当時は若かったということもあります。
男性のお誘い?のようなものも多かったと思いますが、
私はそのガードマン的存在でいなくちゃいけない!
そんなことを思ったこともありますし、
今は歳を重ねましたので、言い寄って来られる方はいないと思いますが、
素直さということでは、昔と全く変わらなくて、その意味におけるガードマン的役割をしなくちゃ。
そんなことを思っている間にずいぶんと時間が過ぎてしまいました…😅
なんて偉そうなことを書いていますが、
危ういということでは、私もママに負けていなかったと思います。
私の場合、
世間知らずということがあって、それだけに絵本の世界の人のような感覚がずっとあって、
彼女から見ると、そこが危うく感じたのだと思います。
よく言われたことは、
「普通、〇〇ですよね」という私の口癖に対する厳しい指摘でした。
それは私が思う普通で、絵本のような世界なんてないんだよ。なんて、
そんなことで衝突というか、考え方の差ですよね。
もう知らない!みたいなことを思ったこともあるんですけれどね。
でも、
どちらかというと、私のそんな幼稚な考え方は通用しないことが多くて、
次第に、やっぱり彼女のいうことが正しかったのかな、なんて、
そんなことを繰り返しているうちに、
私が「普通」だと思っていた世界の外にも、いろいろな世界があることを知ることができたように思ったんですね。
ママのガードマンだったつもりでいた私でしたが、
彼女にもずいぶん守ってもらっていたと思うと、一人では立っていられない二人とでもいうのでしょうか…
思い返してみると、
うんと刺激的で楽しい時間を過ごすことができたわけですが、
時代ということもあったのかも知れません。
人との出会いが良かったということもあったと思います。
そんな話をしていた私たち。
人との出会いは、運やご縁によるものもあると思うのですが、
ママも私も大きな悪因になるようなものを、あまり作らずに来られたのかもしれないね。って、
そんな話になりました。
昔、何かで聞いたのは、
悪因というのは、悪いことをすれば罰が当たる、という単純なものではなくて、
自分の心や行いの中に、いつか苦しみにつながる種を作ること、というようなお話だったと思います。
ママも私も、何も悪いことをしなかったということではありません。
人を傷つけたこともあったでしょうし、間違ったこともたくさんあったと思います。
ただ、ママは素直すぎたということもありますし、私は絵本の世界を信じすぎていて、
人を利用したり、誰かを踏み台にしたりしてまで何かを手に入れようとするようなこともそうですが、
人から卑怯と言われるようなことだけはしてはいけない。
そんなことを、ママも私も教わってきたことが良かったと思うのです。
なので今思うと、
悪因を作らなかったというより、そういう生き方ができなくて、
うんと遠回りをしたと思うんですけれどね。
そんな二人だったからこそ、いろいろな人との出会いやご縁に助けられて、
30年以上たった今も、こうして一緒にいるのかも知れないと思うと、
ずいぶん遠回りをしてしまいましたけれど、
意地悪な心や、卑怯な心を持たなくて本当に良かったと、
残り一周を前にして、
そんなことを思うのでした。
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