歳を重ねると、友人が減ると言われますよね。
実際には減るというより、
それぞれが自分の人生で忙しくなるのかもしれません。
若い頃は将来の話ばかりでした。
今度どこへ行こうか。
何を始めようか。
誰と会おうか。
そんな話だけで何時間も過ごせたというお話は漫談にもありましたね。
ところが50代、60代になると、
話したいことが少し変わってきます。
あの時は大変だった。
実はあんなことがあった。
あの頃はこう思っていた。
そんな話です。
けれど不思議なことに、
話したいことが増える頃には、
ゆっくり話を聞いてくれる相手は少なくなっています。
久しぶりに会った友人も、
本当は自分の話をしたいみたい。
こちらも話したい。
向こうも話したい。
楽しい時間だったはずなのに、
どこか消化不良のまま終わることがあったりするもの。
帰宅して。
酔いが少し覚めて。
静かな部屋でふと思う。
「あの話、本当は最後まで話したかったな」
「聞いて欲しかったな」
いつも聞き手の私はそんなことを思うんですね。
理解してもらえる場所。
しっかり話せる相手って、
そう考えてみると意外と見つからないものなのかも知れません。
ちょいカラサロンは楽しい場所です。
大人の夜カラオケも賑やかな時間です。
でも、しっかり話せる。
聞いてもらえる場所や時間とは違うように思うんですね。
仕事のこと。
家族のこと。
歳を重ねて感じること。
リタイアしてからの生活のこと。
誰かに答えを求めているわけではなくて。
それでも、自分の言葉として話したいし、聞いてもらいたい。
日中は気持ちも紛れますが、
そんな夜って結構あるもの。
無理に盛り上げることなく、
無理に話さなくても良くて。
話したい時に話したいことを話すことができる。
そんな場所。
歳を重ねると、
そういう場所の有り難さが少し分かるようになるものですね。
ちづるもまた。
霧島のそんな場所のひとつでいられたらと思うのです。
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