最近、改めて思うことがあります。
どうして私たちは、ちづるを続けているのだろうということです。
もちろん、生活を続けるためということはあります。
商売ですから、お客様にご利用いただかなければ続けることはできません。
けれど、それだけでもないような気がしています。
人生には、自分一人では乗り越えられないことがあります。
私たち自身も、これまで多くの方に支えていただきながら生きてきました。
そんな時に手を差し伸べてくださった方々の存在を、今でも忘れることはできません。
だからでしょうか。
私たちもまた、私たちにできる形で誰かのお役に立てたらと思うことがあります。
ただ、寄り添うということは、きれいごとだけでは続けられません。
お店を続けること。
生活を続けること。
心に余裕を持つこと。
その土台があってこそ、人の話を聞き、人と向き合うことができます。
お客様に支えていただいているからこそ、今日もお店を開くことができています。
だからこそ、そのいただいたご縁に対して、私たちなりに誠実でありたいと思っています。
店にいる時間だけのお付き合いではなく、
時には一緒に笑い、
時には一緒に悲しみ、
時には悩みを聞き、
また、聞いていただくこともあります。

時には遠足に出かけたり、
畑で草むしりをしたり、
何気ない時間を共に過ごしたり。
そんな時間を重ねながら、お客様と共に歳を重ねていけたらと思っています。
誰かをお支えしているつもりが、
実は自分たちの方が支えられている。
お役に立てたのかなと思っていても、
振り返れば私たちの方が元気をいただいている。
ご縁を大切にしているつもりが、
実は私たちの方がそのご縁に支えられている。
そんなことを感じることがあります。
魅力ある女性に来てもらったり、
有名なお酒を並べたり。
商売として考えれば、その方が良いのかもしれません。
サイトを運営する上でも、その方が良いのかもしれません。
見えるものを大切にした方が良いと、アドバイスを受けることもあります。
けれど私たちは、
どうしても見えないものの方を大切にしたくなってしまうのです。
人とのご縁や、
一緒に過ごした時間や、
お互いを気に掛け合う気持ち。

そうしたものは数字にはなりませんし、
写真だけでは伝わりません。
パソコンから飛び出してくるものでもありません。
けれど、今のちづるを支えてくれているのは、
そういうものなのだと思っています。
最近はコスパやタイパという言葉をよく耳にします。
もちろん、それも大切な考え方だと思います。
けれど、コスパやタイパでは説明できない時間が、人生にはあるような気がしています。
一緒にお茶を飲む時間。
他愛もない話をする時間。
遠足に出かける時間。
畑で草むしりをする時間。
実際にそれが正しいのかどうかは分かりません。
商売として考えれば、もっと上手なやり方もあるのかもしれません。
見えるものをもっと積極的に発信することなのかもしれません。
けれど私たちは、これからも見えないものを大切にしてしまうのだと思います。
ただ、振り返ってみると、
今の私たちをここまで連れてきてくれたのは、
やはりそうした人とのご縁や、一緒に過ごした時間のような気がしています。
気が付けば、
年齢も仕事も違う方々とご縁をいただきながら、
それぞれの時間を共に過ごしています。
これからもお客様と共に歳を重ねながら、
ちづるらしく歩いていけたらと。
そんなことを改めて感じています。
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