ママはとても明るい人に見えると思います。
いつも笑顔で、お客様ともよく話していますから、
「本当は人見知りなの。」と聞いたとき、冗談ばっかり言って。と思いましたし、
そのお話を人にすると、だいたい笑われます。
でも、本当に人見知りなんですよね。
私からすると、そちらの方がずっとママらしいんですけれどね。
「玄関を一歩でも出たら、俳優でいなくちゃね。」というのは、
昔から、よくママが言う言葉で。
ですから、お店に立てばママになる。
楽しい時はもちろんですけれど、
悲しいことがあっても、寂しいことがあっても、
そんな顔を誰にも見せるような人ではないんですね。
どんな時も笑って、「いらっしゃい」って、
そうやって何年も、何十年もしてくれました。
だからといって、
お店のママと本当のママが別人なのかというと、
そうではないんですよね。
金太郎飴みたいな人だと私は感じていて、
どこをどう切っても、いつも同じ。
嘘偽りができないというのか、
人によって器用に自分を変えられないというのか。
もう少し上手にやればいいのに。
と思うことが多くあります。
人のことを気にしすぎたり、
一人でいる人がいると放っておけなかったり…
自分からみんなの輪に入れる人もいれば、
誰かに声を掛けられるまで、一人でいる人もいます。
ママは昔からそういう人が気になるようで、
「こっちに来ればいいのに。」そんなふうに思っているようなんですね。
よく話してくれるのは、子供の頃のお話。
修学旅行の際、お母さんから持たせてもらったお弁当は、
新聞紙に包んだ、大きなおにぎりが二つだったんだそう…
みんなの前で広げることができなくて、
一人で食べていたそうです。
それをからかう子がいたそうですが、
「そんなの止めなよ。」と言ってくれた友達がいて、
今でも、その時のことを感謝しているんだよ。と、玄関を出たママの秘密を話してくれたことがありました。
手を差し出してもらった彼女が、今は誰かに手を差し出していて、
ママはそんなこと考えていないんでしょうけれど、
ママは自分がしてもらって嬉しかったこととして、
無意識に誰かに返しているのかもしれない。
そう思うのです。
一度手を握ったら、そう簡単には離さない人ということもあって、
傷つくこともあるみたいですし、人ですから、腹の立つことだってあると思いますが、
それでも、次の日にはまた「大丈夫かな。」なんて言っている…
何十年も一緒にいる私からすると、
「もういいじゃん。」なんて、思うこともあるんですけれど、
でも、そんな人だから、
私も何十年と一緒にいられるのだと思うのです。
ママが誰かを気に掛ける。
そのことで嬉しいこともあれば、
寂しく思うことや、傷つくことだってあって、
そんなママを、今度は私が支える。
私ができないことはママにしてもらって、
ママができないことは私がする。
そうして何十年もやってきて思うのは、ちづるを長く支えてくださっている方には、
私が知っているママのほんの一部分が見えているのかもしれない。ということなんですが、
う~ん、、、
見えているというより、感じてくださっているような気がするんですよね。
そんなママがママのままでいられるように、
これからも横にいられたらと思います。
きれいな人で、若い頃から人気のあった人。
※今は私もママも古いんですけれどね…😅
でも、そこではなくて。
長く付き合わないと見えてこないような、
そんな優しさと温かさの内面を感じていただける人に、
感じていただきたいと思うのです。😊
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