2018年に「不易流行」という言葉について書いたことがあります。
あれから8年。
コロナ禍を経て、
その時には見えていなかったことが、今になって少し分かるようになりました。
コロナという苦しい時間があったからこそ。
振り返ってみると、その経験が今のちづるにつながっていたのかな。と思います。
そんなことを思うと同時に、チャンスだったのかも知れませんが、
大きく動かさなくて良かったとも感じています。
動かす勇気がなかっただけのことですが、
そうした判断をすることなく、じっと耐えてきたことが結果として、
丁寧の積み重ねになっていたと思うと、苦しみもそんなに悪くないもので、
必要なものだったのかな。とも思うんですね。
年齢ということもあるのかも知れません。
小さくてボロボロになった手漕ぎボートですから、
急に反転させることができなくて、流されるまま流されて、
下流も下流に行き着いたことで見えたもの。
それが私たちが求めていたものと重なったということもあります。
賑やかで華やかなお店。
私たちは、どうしてもそこに馴染むことができませんでした。
そうしたことの苦手な私たちに立ち止まる機会を与えてくれたのがコロナ騒動で、
考えてばかりで眠れない日が続いていましたけれど、
4年もの長い時間、考えても答えを出せなかったものが少しずつ見えてくるようになったのは嬉しいこと。
お店のスタイルを変えたいと思いつつも、ずっと変えることができなくて、
模索していた私たち。
答えを出せないままコロナに巻き込まれてしまった訳ですが、
そういうものなんでしょうね。
焦って答えを出さなくて本当に良かったと思っています。
良いお客様に恵まれて、
こうしてお仕事をさせていただく機会を与えてもらっている環境は幸せなこと。
生きていく上で大きなステージの変わり目ということもあります。
みんなが幸せで、良かった。
そう思えるお店作りを無理することなく、続けて行きたいと思います。
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